July 2011
July 31, 2011
7/31 (日) 「Fuji Rock Festival 2011/フジロックフェスティバル2011」 3日目 Part.2
終演後の写真。
40) YELLOW MAGIC ORCHESTRA @ Green Stage (19:20~)
初めてのY.M.O.のライブ。
とても楽しみにしていた。
彼らが登場するころにはすっかりと日が落ち、雰囲気も最高潮。
ステージに登場する3人、坂本龍一、高橋幸宏、細野晴臣は貫録十分。
そして彼らの奏でる音は素晴らしいの一言。
美しく、洗練されて、別世界の感じ。
客席もその音のシャワーに酔いしれていた。
ステージセットもシンプル、映像に相当凝った感じであったが、やはり圧倒的だったのはその音世界。
なんでこの3人はこのような素晴らしい音楽をつくれるのだろう、そんなことを考えつつ、酔いしれていた。
時間がどのくらい経ったのかも分からず、ただ茫然と聞き惚れていて、あっという間に終わってしまった、そんな感じ。
貴重な時間を経験した。
Firecracker
Behind The Mask
Riot in Lagos
The City of Light
京城音楽 SEOUL MUSIC
灰色(グレイ)の段階 GRADATED GREY
体操 TAISO
1000 KNIVES 千のナイフ
Cosmic Surfin’
RYDEEN
Cue
東風
走ってレッド・マーキーに向かう。
会場の雰囲気は最高潮
もう終わってしまうという哀愁と、まだ終わらないぞという期待感。
41) ATARI TEENAGE RIOT @ Red Marquee (20:30~)
レッド・マーキーについてびっくりした。
超満員。
しかも危険を感じるほどの大盛り上がり。
そして強烈な音世界と、照明の点滅。
もう言葉も出ない。
感じて、踊り、叫ぶ。
なんだこの世界は、と思いつつ、でも嫌いではない。
圧倒的なメッセージとアピール。
それにこたえるオーディエンス。
圧縮されたエネルギーが満ち溢れた空間。
確実に明日への希望を感じた。
ケミカル・ブラザーズのため途中で退散したが、大満足。
いよいよ大トリに近づき、会場も終演に近づいて独特の雰囲気。
もう終わってしまうという悲しさと、素敵な空間にいられる喜び。
幸せな空気が会場全体を包んでいた。
42) THE CHEMICAL BROTHERS @ Green Stage (21:30~)
間違いなくこのフェスティバルで一番のハイライトの瞬間だった。
人生でも味わったことがないほどの素晴らしい体験。
この映像は、その場にいた雰囲気をよく出している。
これからすごいことが起きそうだという予感とともに始まったのだ。
あまりにもすごくて、どれだけすごいかよくわからず、素晴らしさが分かるまで1年がかかりだったほどだ。
このライブが映像化され、映画館で上映されたが、そこで復習をして、やっと自分が味わったのがどういう世界だったのか、どういう音だったのか、どういう照明で映像だったのかを振り返ることができたほどだ。
DON'T THINK -LIVE AT FUJI ROCK FESTIVAL-(初回生産限定盤)
アーティスト:ケミカル・ブラザーズ
販売元:EMIミュージックジャパン
(2012-03-21)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る
では、何がすばらしかったかといえば、まず音の世界観。
曲そのものもそうだが、その編集、つなげ方が圧巻。
休み暇がなかった。
そして照明、映像。
はっきり言ってその情報量がすごく、照明の点滅もすごく、自分の頭で理解できる量をはるかに超えていた。
ついていくのに精一杯。
目を細めて観ていたのを覚えている。
その場にいなければ味わえない快感、空間。
そして自分の許容範囲をはるかに超える刺激。
そして圧倒的な音楽の世界観。
90分のライブ、ノックダウンされた。
ライブの最後は、大きなスクリーンに日の丸。
明日から元気よく生きていこうと決意した。
ここで本来終わりだが、これからを期待していた人も多かったのではないか。
すでに夜の11時を過ぎていたが、グリーンステージは人が増えていったのだ。
43) special guest THE MUSIC @ Green Stage (23:40~)
知らない人のために述べると、彼らと日本、特にフジロックフェスティバルとのつながりは、ザ・ミュージックはとりわけ親日家として強力なファンベースを日本に持つことによる。
きっかけはアルバムデビュー前の2002年、フジロック・フェスティバルでのパフォーマンスであろう。まったくの無名新人であった彼らの演奏は各所で話題をさらい、日本での人気爆発を呼び込んだ。
これがその伝説の映像。
以降、毎年のように日本公演が実現することとなったが、その発端であるフジロックには2009年現在までに都合5度の出演を果たしている。
その内、2003年の出演時には、自らの出番を終えていたものの、キャンセルとなってしまったザ・コーラルの穴埋め代打を快諾して2日連続の登場。
翌年2004年にはサマーソニック出演で来日したが、これを利用し、休暇を兼ねた全くの自腹・プライベートでフジロックに観客入りしたことは有名なエピソードである(しかも、その年の大トリを務める予定であったモリッシーのドタキャンにより最終日のヘッドライナーが空位となった際は、ザ・ミュージックの来訪中を知る多くの関係者から03年よろしく代打登板でヘッドライナー打診論が起きたほどである。結局、公私合わせ05年までで4年連続のフジロック参加となった。)
しばらくのインタバールを経た2008年には満を持してホワイト・ステージの大トリを務めたが、超満員の観衆を集めて当然の入場規制となる。
そして、2011年日本での最後のライブで遂にクロージングアクトとしてグリーンステージに立つ。
このフジロックフェスティバルの前にツアーで日本中を回り、日本での最後のライブとしてフジロックフェスティバルになるのだ。
解散をする彼らの姿を観たいと思った数万人の観客が、温かく見守る中でライブはスタート。
自分はライブとして初めて見たが、演奏はタイト。
解散前のMr.BIGのライブも同じように感じたが、 洗練された演奏を聞かされると本当に残念。
トリではないのでステージセットも非常にシンプル、なおかつ照明なども最小限。
それでも熱いライブであった。
そして、「The People」
もうこの映像がすべてを表している。
日本人に愛されたThe Music、ありがとう。
終演後にアンコールが。
フェスではアンコールは大トリ以外はないが、それでもずっと止まず。
あまりにも長く続いたので、フジロックのオーガナイザーである日高さんが登場。「彼らは、フジロックで散りたいと言っている。アンコールはありません。」と。
そして拍手が。
一つの時代が終わり、今年のフジロックフェスティバルが終わった瞬間だった。
帰りのバスはなぜか一番最後のバスに乗ることができ、半分が空席だったため、ゆったりと座って帰れることができたのはよかった。
ありがとう。
40) YELLOW MAGIC ORCHESTRA @ Green Stage (19:20~)
初めてのY.M.O.のライブ。
とても楽しみにしていた。
彼らが登場するころにはすっかりと日が落ち、雰囲気も最高潮。
ステージに登場する3人、坂本龍一、高橋幸宏、細野晴臣は貫録十分。
そして彼らの奏でる音は素晴らしいの一言。
美しく、洗練されて、別世界の感じ。
客席もその音のシャワーに酔いしれていた。
ステージセットもシンプル、映像に相当凝った感じであったが、やはり圧倒的だったのはその音世界。
なんでこの3人はこのような素晴らしい音楽をつくれるのだろう、そんなことを考えつつ、酔いしれていた。
時間がどのくらい経ったのかも分からず、ただ茫然と聞き惚れていて、あっという間に終わってしまった、そんな感じ。
貴重な時間を経験した。
Firecracker
Behind The Mask
Riot in Lagos
The City of Light
京城音楽 SEOUL MUSIC
灰色(グレイ)の段階 GRADATED GREY
体操 TAISO
1000 KNIVES 千のナイフ
Cosmic Surfin’
RYDEEN
Cue
東風
走ってレッド・マーキーに向かう。
会場の雰囲気は最高潮
もう終わってしまうという哀愁と、まだ終わらないぞという期待感。
41) ATARI TEENAGE RIOT @ Red Marquee (20:30~)
レッド・マーキーについてびっくりした。
超満員。
しかも危険を感じるほどの大盛り上がり。
そして強烈な音世界と、照明の点滅。
もう言葉も出ない。
感じて、踊り、叫ぶ。
なんだこの世界は、と思いつつ、でも嫌いではない。
圧倒的なメッセージとアピール。
それにこたえるオーディエンス。
圧縮されたエネルギーが満ち溢れた空間。
確実に明日への希望を感じた。
ケミカル・ブラザーズのため途中で退散したが、大満足。
いよいよ大トリに近づき、会場も終演に近づいて独特の雰囲気。
もう終わってしまうという悲しさと、素敵な空間にいられる喜び。
幸せな空気が会場全体を包んでいた。
42) THE CHEMICAL BROTHERS @ Green Stage (21:30~)
間違いなくこのフェスティバルで一番のハイライトの瞬間だった。
人生でも味わったことがないほどの素晴らしい体験。
この映像は、その場にいた雰囲気をよく出している。
これからすごいことが起きそうだという予感とともに始まったのだ。
あまりにもすごくて、どれだけすごいかよくわからず、素晴らしさが分かるまで1年がかかりだったほどだ。
このライブが映像化され、映画館で上映されたが、そこで復習をして、やっと自分が味わったのがどういう世界だったのか、どういう音だったのか、どういう照明で映像だったのかを振り返ることができたほどだ。
DON'T THINK -LIVE AT FUJI ROCK FESTIVAL-(初回生産限定盤)
アーティスト:ケミカル・ブラザーズ
販売元:EMIミュージックジャパン
(2012-03-21)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る
では、何がすばらしかったかといえば、まず音の世界観。
曲そのものもそうだが、その編集、つなげ方が圧巻。
休み暇がなかった。
そして照明、映像。
はっきり言ってその情報量がすごく、照明の点滅もすごく、自分の頭で理解できる量をはるかに超えていた。
ついていくのに精一杯。
目を細めて観ていたのを覚えている。
その場にいなければ味わえない快感、空間。
そして自分の許容範囲をはるかに超える刺激。
そして圧倒的な音楽の世界観。
90分のライブ、ノックダウンされた。
ライブの最後は、大きなスクリーンに日の丸。
明日から元気よく生きていこうと決意した。
ここで本来終わりだが、これからを期待していた人も多かったのではないか。
すでに夜の11時を過ぎていたが、グリーンステージは人が増えていったのだ。
43) special guest THE MUSIC @ Green Stage (23:40~)
知らない人のために述べると、彼らと日本、特にフジロックフェスティバルとのつながりは、ザ・ミュージックはとりわけ親日家として強力なファンベースを日本に持つことによる。
きっかけはアルバムデビュー前の2002年、フジロック・フェスティバルでのパフォーマンスであろう。まったくの無名新人であった彼らの演奏は各所で話題をさらい、日本での人気爆発を呼び込んだ。
これがその伝説の映像。
以降、毎年のように日本公演が実現することとなったが、その発端であるフジロックには2009年現在までに都合5度の出演を果たしている。
その内、2003年の出演時には、自らの出番を終えていたものの、キャンセルとなってしまったザ・コーラルの穴埋め代打を快諾して2日連続の登場。
翌年2004年にはサマーソニック出演で来日したが、これを利用し、休暇を兼ねた全くの自腹・プライベートでフジロックに観客入りしたことは有名なエピソードである(しかも、その年の大トリを務める予定であったモリッシーのドタキャンにより最終日のヘッドライナーが空位となった際は、ザ・ミュージックの来訪中を知る多くの関係者から03年よろしく代打登板でヘッドライナー打診論が起きたほどである。結局、公私合わせ05年までで4年連続のフジロック参加となった。)
しばらくのインタバールを経た2008年には満を持してホワイト・ステージの大トリを務めたが、超満員の観衆を集めて当然の入場規制となる。
そして、2011年日本での最後のライブで遂にクロージングアクトとしてグリーンステージに立つ。
このフジロックフェスティバルの前にツアーで日本中を回り、日本での最後のライブとしてフジロックフェスティバルになるのだ。
解散をする彼らの姿を観たいと思った数万人の観客が、温かく見守る中でライブはスタート。
自分はライブとして初めて見たが、演奏はタイト。
解散前のMr.BIGのライブも同じように感じたが、 洗練された演奏を聞かされると本当に残念。
トリではないのでステージセットも非常にシンプル、なおかつ照明なども最小限。
それでも熱いライブであった。
そして、「The People」
もうこの映像がすべてを表している。
日本人に愛されたThe Music、ありがとう。
終演後にアンコールが。
フェスではアンコールは大トリ以外はないが、それでもずっと止まず。
あまりにも長く続いたので、フジロックのオーガナイザーである日高さんが登場。「彼らは、フジロックで散りたいと言っている。アンコールはありません。」と。
そして拍手が。
一つの時代が終わり、今年のフジロックフェスティバルが終わった瞬間だった。
帰りのバスはなぜか一番最後のバスに乗ることができ、半分が空席だったため、ゆったりと座って帰れることができたのはよかった。
ありがとう。
7/31 (日) 「Fuji Rock Festival 2011/フジロックフェスティバル2011」 3日目 Part.1
3日目。
とうとう最終日になってしまったが、かすかな霧雨。
気持ちのいい朝。
Tシャツ売り場を含め、公式の販売は2日目でほとんど売り切れているほど3日間いる人がほとんど。
これが毎日続けばいいのに、と思う気持ちといよいよ最終日という気持ちと。
31)OH SUNSHINE @ Red Marquee (10:20~)
朝一番のライブ。
大体日本人のライブが多いが、今日は違った。
美しい、でも若い女性と日本人のギタリストの二人。
しかし演奏はタイトで素晴らしかった。
歌もお上手。
またライブのこなし方といえば若さはあるが、安定感のあるライブはとてもいい印象に残った。
ビールを飲んでということもあるが、いい気分になった。
今日もいい一日になりそう、そんなうれしさが沸いてきた。
雨はやみつつあるが、地面はなかなか厳しさがある今日も。
32)YOUR SONG IS GOOD @ Green Stage (11:00~)
グリーンステージ1発目。
お名前は知っていたが、初めて聞いた音、初めて体験するライブ。
残念ながら、大きく拒否反応が出てしまった。
今考えてみれば、それぞれの楽器が自己主張しているだけで、グルーブを感じなかったのだ。
ということで、すぐに移動してしまった。
33)RINGO DEATHSTAR @ White Stage (11:30~)
ほとんど彼らのことを知らなかったが、音の歪み方、歌と曲との調和、とても素晴らしいライブだった。
野外という空間を制しているライブは、若いにもかかわらず、とても善戦していた。
この段階で雨がかなり降り始めて気持ちがブルーになるかと思ったが、周りの人が普通にレインコートを着てそのままのテンションでライブを楽しんでいる姿を観ると、なんかフジロックフェスティバルに来たんだなと思った。
轟音にもかかわらず、調和のとれた演奏、これこそいい音楽という気がした。
ライブも盛り上がりにくい演奏にも関わらず盛り上がっていた。
このあたりで雨がまた降り始めるのだ。
Field Of Heavenを通過してOrange Courtへ向かう。
34) ハンバートハンバート @ Orange Court (11:30~)
朝一番に一番奥、しかも雨、それでも熱いライブを繰り広げていた。
日本人のグループで、メインのお二人はあとで知ったことだがご夫婦だった。
どうりで、MCが面白いわけだ。
曲も安定したよい曲。
時間の関係で最後の2曲だけだったが、雨もひどくなっていく。
そんな最後の曲・・・!
あのコマーシャルで有名な曲は彼らだったのだ。
いやー、いいものを観た気がした。
でも、いい曲を奏でる彼らでした。
35) SHUGO TOKUMARU @ White Stage (12:50~)
今回のフジロックフェスティバルで出会えてよかったアーティストに一人。
雨が上がり始めたホワイト・ステージで、とても極上の時間を提供してくれた。
日本の音楽界でものすごく売れる音楽の種類ではないが、自分が正しいと思うことをやり続けて、それを提供してくれる。
彼以外に、バックのミュージシャンも演奏していた楽しそう。
それだけで観ている我々も幸せになる。
そんな素敵な時間だった。
MCでフジロックに客として来て、そして出るようになったことをシミジミと語っていたのが印象的。
ファンになりました。
グリーンステージに移動。
青空が出てきたころ。
36) THE KILLS @ Green Stage (14:00~)
晴れてきて、最終日にしていい予感
そしてステージに出てきた黒づくめの二人、シンプルなステージセット。
そして奏でる音は、正直言ってグリーンステージで奏でる音ではなかった。
カオスな音で、個人的にはあまり好きな方ではなかった。
途中で退散。
木道亭でライブをしっかり見る機会がなかったが、高田漣が出るということで木道亭の近くを通ると、すでに彼がセッティングしていた。
高田渡を知ることにより、息子さんの彼を知ることになるのだが、実物を見て全然イメージと違っていたので驚いた。
残念ながら、悔しかったが、オレンジ・コートに向かう。
37) なぎら健一 & OWN RISK @ Orange Court (14:50~)
天気は晴れてきて、最高。
だが、高校のサッカーグラウンドであるこのステージは地面が最悪。
田んぼのような感じで、ライブを観るのには劣悪です。
これは何とかならんものか。
そしてなぎら健一登場。
こういう機会でないと観られないため、自分も同様に、楽しみにしている人が多かったようで、歓声も大きかった。
「えー…昨日の晩からね、天気がよろしくないっつぅんで、祈りましたよ。まぁひとえに、私の力でこれだけ晴れたのかな、と」
が第1声。
彼の曲を聞いてびっくりしたこと。
それは彼の声は美声だということ。
格好良く、美しい声。
遠くまで透き通る声に驚いた。
もちろんイメージ通り、歌詞も分かりやすくいい。
日本人でよかった、安心できる歌詞。
同時に彼はかつらをかぶっていることにも気づいた。
MCも短いながらとても面白く、世界一短い歌ということで田代まさしの覚せい剤の事件をもじって、”与作”の替え歌で「保釈でシャ○を打つ〜 再逮捕〜」と歌う。
やはり震災の影響は彼にも多大な影響を与えたようで、仕事がほとんどなくなり、あってもボランティアになってしまい、震災で別の意味で被害を受けたと言っていた。
「震災ですけども、東北は大変です。『がんばれがんばれ』って言いますけど、がんばってない人はいませんよ。えー、なんかもうちょっと、他の言葉がないのかな、と思います。切ない事なんて、もう考えなくても良いんじゃないかと思います。酒飲んで忘れちまいましょう!」
今年のフジロックフェスティバルは、震災後4か月後の開催ということで、それぞれがその立場で感じ、考えていた。
そして思いが共有できる瞬間でもあった。
歌で、音楽で。
非常に楽しく、素晴らしい空間だった。
38) TINARIWEN @ Field Of Heaven (14:50~)
出てきたときに客席に動揺が。
それもそのはず、日本と馴染みのないイスラム教徒を連想させる格好。
周りで「テロ?」なんてヒソヒソ聞かれたくらいだ。
サハラ砂漠を遊牧する民族トゥアレグ人の若者たちで1970年代後半に結成したグループ。
音は暗い。
大きな砂漠をイメージさせる音。
決して明るく元気にという曲ではない。
大きな大自然を相手にしている姿、その圧倒的な自然に対して静かに、ブルースを奏でる。
客を仰ぐこともなく、淡々と演奏する姿には正直言ってすこし物足りなさも感じたが、圧倒的な自信を感じた。
こういう音楽と出会えるのもフェスの醍醐味。
39) MOGWAI @ Green Stage (17:30~)
昨年に新作が出たころに日本に来日。
そしてそのころにどっぷり彼らにはまってしまった。
本当に中毒のようになってしまったのだ。
したがって、これからのグリーンステージのラインアップは本当にすごいと思った。
実際にライブを観ていると、どうなのでしょう・・・。
演奏は大変素晴らしい。
しかも懸念していた音だが、グリーンステージの環境の良さがよくわかるほど素晴らしい。
小さな音もはっきりと聞こえるほど環境がいい。
ただ、自分は明るいのが原因と考えるが、客の方がいまいちノリが悪い。
まあ、もともと盛り上がる類の音ではないが、明るい時間帯だったので、彼らの魅力を十分に発揮するのに至らなかったと思う。
言い方が悪いが、やはりリキッド・ルームといった密室で轟音を感じる方が、彼らの魅力を味わえる気がしないわけでもない。
残念だが、正直な感想。
とうとう最終日になってしまったが、かすかな霧雨。
気持ちのいい朝。
Tシャツ売り場を含め、公式の販売は2日目でほとんど売り切れているほど3日間いる人がほとんど。
これが毎日続けばいいのに、と思う気持ちといよいよ最終日という気持ちと。
31)OH SUNSHINE @ Red Marquee (10:20~)
朝一番のライブ。
大体日本人のライブが多いが、今日は違った。
美しい、でも若い女性と日本人のギタリストの二人。
しかし演奏はタイトで素晴らしかった。
歌もお上手。
またライブのこなし方といえば若さはあるが、安定感のあるライブはとてもいい印象に残った。
ビールを飲んでということもあるが、いい気分になった。
今日もいい一日になりそう、そんなうれしさが沸いてきた。
雨はやみつつあるが、地面はなかなか厳しさがある今日も。
32)YOUR SONG IS GOOD @ Green Stage (11:00~)
グリーンステージ1発目。
お名前は知っていたが、初めて聞いた音、初めて体験するライブ。
残念ながら、大きく拒否反応が出てしまった。
今考えてみれば、それぞれの楽器が自己主張しているだけで、グルーブを感じなかったのだ。
ということで、すぐに移動してしまった。
33)RINGO DEATHSTAR @ White Stage (11:30~)
ほとんど彼らのことを知らなかったが、音の歪み方、歌と曲との調和、とても素晴らしいライブだった。
野外という空間を制しているライブは、若いにもかかわらず、とても善戦していた。
この段階で雨がかなり降り始めて気持ちがブルーになるかと思ったが、周りの人が普通にレインコートを着てそのままのテンションでライブを楽しんでいる姿を観ると、なんかフジロックフェスティバルに来たんだなと思った。
轟音にもかかわらず、調和のとれた演奏、これこそいい音楽という気がした。
ライブも盛り上がりにくい演奏にも関わらず盛り上がっていた。
このあたりで雨がまた降り始めるのだ。
Field Of Heavenを通過してOrange Courtへ向かう。
34) ハンバートハンバート @ Orange Court (11:30~)
朝一番に一番奥、しかも雨、それでも熱いライブを繰り広げていた。
日本人のグループで、メインのお二人はあとで知ったことだがご夫婦だった。
どうりで、MCが面白いわけだ。
曲も安定したよい曲。
時間の関係で最後の2曲だけだったが、雨もひどくなっていく。
そんな最後の曲・・・!
あのコマーシャルで有名な曲は彼らだったのだ。
いやー、いいものを観た気がした。
でも、いい曲を奏でる彼らでした。
35) SHUGO TOKUMARU @ White Stage (12:50~)
今回のフジロックフェスティバルで出会えてよかったアーティストに一人。
雨が上がり始めたホワイト・ステージで、とても極上の時間を提供してくれた。
日本の音楽界でものすごく売れる音楽の種類ではないが、自分が正しいと思うことをやり続けて、それを提供してくれる。
彼以外に、バックのミュージシャンも演奏していた楽しそう。
それだけで観ている我々も幸せになる。
そんな素敵な時間だった。
MCでフジロックに客として来て、そして出るようになったことをシミジミと語っていたのが印象的。
ファンになりました。
グリーンステージに移動。
青空が出てきたころ。
36) THE KILLS @ Green Stage (14:00~)
晴れてきて、最終日にしていい予感
そしてステージに出てきた黒づくめの二人、シンプルなステージセット。
そして奏でる音は、正直言ってグリーンステージで奏でる音ではなかった。
カオスな音で、個人的にはあまり好きな方ではなかった。
途中で退散。
木道亭でライブをしっかり見る機会がなかったが、高田漣が出るということで木道亭の近くを通ると、すでに彼がセッティングしていた。
高田渡を知ることにより、息子さんの彼を知ることになるのだが、実物を見て全然イメージと違っていたので驚いた。
残念ながら、悔しかったが、オレンジ・コートに向かう。
37) なぎら健一 & OWN RISK @ Orange Court (14:50~)
天気は晴れてきて、最高。
だが、高校のサッカーグラウンドであるこのステージは地面が最悪。
田んぼのような感じで、ライブを観るのには劣悪です。
これは何とかならんものか。
そしてなぎら健一登場。
こういう機会でないと観られないため、自分も同様に、楽しみにしている人が多かったようで、歓声も大きかった。
「えー…昨日の晩からね、天気がよろしくないっつぅんで、祈りましたよ。まぁひとえに、私の力でこれだけ晴れたのかな、と」
が第1声。
彼の曲を聞いてびっくりしたこと。
それは彼の声は美声だということ。
格好良く、美しい声。
遠くまで透き通る声に驚いた。
もちろんイメージ通り、歌詞も分かりやすくいい。
日本人でよかった、安心できる歌詞。
同時に彼はかつらをかぶっていることにも気づいた。
MCも短いながらとても面白く、世界一短い歌ということで田代まさしの覚せい剤の事件をもじって、”与作”の替え歌で「保釈でシャ○を打つ〜 再逮捕〜」と歌う。
やはり震災の影響は彼にも多大な影響を与えたようで、仕事がほとんどなくなり、あってもボランティアになってしまい、震災で別の意味で被害を受けたと言っていた。
「震災ですけども、東北は大変です。『がんばれがんばれ』って言いますけど、がんばってない人はいませんよ。えー、なんかもうちょっと、他の言葉がないのかな、と思います。切ない事なんて、もう考えなくても良いんじゃないかと思います。酒飲んで忘れちまいましょう!」
今年のフジロックフェスティバルは、震災後4か月後の開催ということで、それぞれがその立場で感じ、考えていた。
そして思いが共有できる瞬間でもあった。
歌で、音楽で。
非常に楽しく、素晴らしい空間だった。
38) TINARIWEN @ Field Of Heaven (14:50~)
出てきたときに客席に動揺が。
それもそのはず、日本と馴染みのないイスラム教徒を連想させる格好。
周りで「テロ?」なんてヒソヒソ聞かれたくらいだ。
サハラ砂漠を遊牧する民族トゥアレグ人の若者たちで1970年代後半に結成したグループ。
音は暗い。
大きな砂漠をイメージさせる音。
決して明るく元気にという曲ではない。
大きな大自然を相手にしている姿、その圧倒的な自然に対して静かに、ブルースを奏でる。
客を仰ぐこともなく、淡々と演奏する姿には正直言ってすこし物足りなさも感じたが、圧倒的な自信を感じた。
こういう音楽と出会えるのもフェスの醍醐味。
39) MOGWAI @ Green Stage (17:30~)
昨年に新作が出たころに日本に来日。
そしてそのころにどっぷり彼らにはまってしまった。
本当に中毒のようになってしまったのだ。
したがって、これからのグリーンステージのラインアップは本当にすごいと思った。
実際にライブを観ていると、どうなのでしょう・・・。
演奏は大変素晴らしい。
しかも懸念していた音だが、グリーンステージの環境の良さがよくわかるほど素晴らしい。
小さな音もはっきりと聞こえるほど環境がいい。
ただ、自分は明るいのが原因と考えるが、客の方がいまいちノリが悪い。
まあ、もともと盛り上がる類の音ではないが、明るい時間帯だったので、彼らの魅力を十分に発揮するのに至らなかったと思う。
言い方が悪いが、やはりリキッド・ルームといった密室で轟音を感じる方が、彼らの魅力を味わえる気がしないわけでもない。
残念だが、正直な感想。
July 30, 2011
7/30 (土) 「Fuji Rock Festival 2011/フジロックフェスティバル2011」 2日目 Part.2
25) 岡林 信康 @ Field Of Heaven (17:10~)
楽しみにしていたアーティストの一人。
しかし、この2日目はこのField Of HeavenとOrange Courtを行ったり来たりしているなと苦笑い。
でも、こういう機会でないと観られないから。
先ほどがものすごい勢いと集客だったので、予想以上にお客さんは多くはなかった。
そしてまあ、我々からすれば大先輩の演奏で、観たいと思う若者もそれほど多くはないと予想できる。
でも、やはり貫録、経験、そしていい歌詞、いい曲、実力。
それがすべて兼ね備えたメンバーをそろえたライブは、大変素晴らしいものだった。
このフェスに来て思うのは、いい音楽には、売れている人達のヒット曲を別にして考えると、実は共通点がある。
世界中の様々なアーティストの演奏に共通しているのは、リズムがはっきりしていること、そして楽器が生演奏(トランペットなど)なのだ。
だからたとえばヨーロッパのバンドでも、リズムは阿波踊りのリズムと一緒で(だからのれるのだ)、懐かしさを感じて自然に体が動くのだ。
そういう共通点があるので、彼の演奏で聞ける三味線、また太鼓の音などは懐かしさではなく、新鮮に、そして生々しく聞こえた。
フジテレビの再放送の映像、またYou tubeの映像よりも、生で観た方が生々しく素晴らしかった。
あとはやはりベテランならではで、限られた時間の中での演出がうまい。
物足りなさを感じさせず、満足感の高いライブでした。
ほとんど知らない曲だったが、それでもいい曲だと思えるライブは、それほどない。
よかったです。
Red Marqueに向かう。
Oasisでは夕方のとても高揚感のあふれる雰囲気、とてもたまりません。
カバブとビールを急いで詰め込み、Red Marqueに入る。
26) KIMONOS @ Red Marquee (18:20~)
LEO今井と向井秀徳による新プロジェクトKIMONOS。
はっきり言って名前だけ知らなかったが、とてもいい、気持ちいい音。
会場も盛り上がっていたが、それよりも曲がよく、歌詞がよく、ライブとして非常に完成度の高いものだった。
余計な演出はいらない、音に向き合った姿勢に好感をもった。
Youtubeの映像がないのが残念だが、いまだに記憶に焼き付いているいいライブだった。
途中で脱出したが、素晴らしいライブでした。
27) 東京スカパラダイスオーケストラ @ Green Stage (19:20~)
結論から言えば、自分にとってハイライトの一つと言える素晴らしいライブだった。
震災後、日本全体が大きな傷を負い、その傷が癒される時間も十分でない中でのこのフェスティバル。
不謹慎かもしれないが、震災があり、これからどうやって生きていくのかさえ問われてしまった状況の中で、毎年同じように開催されるこのフェスティバル。
楽しまないとと思いつつ、放射能漏れ、大きな津波の被害など、考えることが多い。
その中でこのフェスティバルに参加して、彼らの演奏は非常に心にしみた。
大トリではない彼らであったが、恐らく3日間で一番たくさんの人がいた。
(大トリではないので)ステージセットもシンプル、照明も心なしか暗い。
でも素晴らしい曲、力強い演奏。
そしてその場にいた全員が笑顔で踊り、歌い、拳を挙げたのを見ると、素直にうれしく思い、感動した。
涙が止まらなかったのだ。
後ろを振り返っても、山の方まで人がいて、笑顔でいた。
まさに音楽の力、ライブの力、自然の力。
皆楽しそうでしょ。
そうさせてくれる素晴らしいライブ。
音楽で元気になる、そういう素晴らしいライブだった。
繰り返しになるが、まさに今年、自分の中でハイライトとなる素晴らしいライブだった。
28) DIGITALISM @ Red Marquee (20:30~)
興奮醒めないまま隣に移動、そして超満員のレッドマーキーでした。
なんといっても素晴らしいライブ。
歌も素晴らしい、音も快感、会場全体が一体になって踊りまくった。
また小さなステージに対して、とても効果的なセット、映像も含めて攻撃的で美しい。
人が多すぎてステージ前に行けなかったが、たとえステージ外でも、楽しめる音。
昔は全く興味がない音だが、今は好んで聞くようになった音。
これもこのフェスに参加してよかったと思える瞬間。
自分も含めてアドレナリンがすごい放出されている空間。
気持ちよかった。
結局最後までいてしまった。
29) FACES @ Green Stage (21:30~)
今年のトリで一番不可解だったのがFACES。
活動していることも知らなかったし、それが来日することの謎。
昨年のJohn Fogerty、そしてRoxy Musicの来日から、2日目のトリは老人枠という解釈なのかということもできるが、それにしても謎。
しかし、Rolling StonesのRon Woodが来るということで、一目は観ておきたかったくらいの期待度。
まあ、ヴォーカルがロッドではない段階でもう、もう、という期待度。
したがって、自分もDegitalismを最後まで観てしまったわけだが、FACESの観客、少ない。
今まで自分は観たことがないほどの少なさ。
実際に5,000人くらいしかいなかったのではないか。
3万人か5万人くらい入ると言われているステージなので、少ないのは明らか。
ところが、演奏は素晴らしい。
一瞬聞いても分かるほど、タイトな演奏、さすがに長くやっているだけある。
ステージに吸い込まれるように向かってしまった。
悔しいが、Ron Woodの顔が分かる距離まで行ってしまった。
苦笑いしつつ、でもうれしかったのを覚えている。
ライブとして完成度が非常に高く、また客も熱心な人たちが集まった。
Rolling Stonesの時のRon Woodと違い、弾きまくる。
やはりこの人はうまいのだ。
自分の立ち位置を考えて演奏を使い分けることができる人なのだ。
というわけで、最後の「Stay With Me」までいてしまった。
もちろん、超満員ではなかったが、大合唱だった。
30) INCUBUS @ White Stage (22:20~)
とても楽しみにしていたライブの一つ。
周りの人もそのようで、ホワイトステージが超満員だった。
そして長い期間のお休み(ライブね)があったにもかかわらず、素晴らしいライブ。
曲の良さ、歌のうまさ、全体が調和している。
雨も上がっているのに、1万人前後の人間がとにかく聞き惚れている。
素晴らしいライブなのに、静かに聞き入っているライブは珍しい。
それほど完成度が高かった。
回転寿司でお腹いっぱいになるのではなく、素晴らしい食材で達者な料理人が握るおいしい寿司をいただいた感じ。
ライブとして熱いライブというよりも、素晴らしいライブを共有している雰囲気は最高だった。
大満足で2日目が終わる。
楽しみにしていたアーティストの一人。
しかし、この2日目はこのField Of HeavenとOrange Courtを行ったり来たりしているなと苦笑い。
でも、こういう機会でないと観られないから。
先ほどがものすごい勢いと集客だったので、予想以上にお客さんは多くはなかった。
そしてまあ、我々からすれば大先輩の演奏で、観たいと思う若者もそれほど多くはないと予想できる。
でも、やはり貫録、経験、そしていい歌詞、いい曲、実力。
それがすべて兼ね備えたメンバーをそろえたライブは、大変素晴らしいものだった。
このフェスに来て思うのは、いい音楽には、売れている人達のヒット曲を別にして考えると、実は共通点がある。
世界中の様々なアーティストの演奏に共通しているのは、リズムがはっきりしていること、そして楽器が生演奏(トランペットなど)なのだ。
だからたとえばヨーロッパのバンドでも、リズムは阿波踊りのリズムと一緒で(だからのれるのだ)、懐かしさを感じて自然に体が動くのだ。
そういう共通点があるので、彼の演奏で聞ける三味線、また太鼓の音などは懐かしさではなく、新鮮に、そして生々しく聞こえた。
フジテレビの再放送の映像、またYou tubeの映像よりも、生で観た方が生々しく素晴らしかった。
あとはやはりベテランならではで、限られた時間の中での演出がうまい。
物足りなさを感じさせず、満足感の高いライブでした。
ほとんど知らない曲だったが、それでもいい曲だと思えるライブは、それほどない。
よかったです。
Red Marqueに向かう。
Oasisでは夕方のとても高揚感のあふれる雰囲気、とてもたまりません。
カバブとビールを急いで詰め込み、Red Marqueに入る。
26) KIMONOS @ Red Marquee (18:20~)
LEO今井と向井秀徳による新プロジェクトKIMONOS。
はっきり言って名前だけ知らなかったが、とてもいい、気持ちいい音。
会場も盛り上がっていたが、それよりも曲がよく、歌詞がよく、ライブとして非常に完成度の高いものだった。
余計な演出はいらない、音に向き合った姿勢に好感をもった。
Youtubeの映像がないのが残念だが、いまだに記憶に焼き付いているいいライブだった。
途中で脱出したが、素晴らしいライブでした。
27) 東京スカパラダイスオーケストラ @ Green Stage (19:20~)
結論から言えば、自分にとってハイライトの一つと言える素晴らしいライブだった。
震災後、日本全体が大きな傷を負い、その傷が癒される時間も十分でない中でのこのフェスティバル。
不謹慎かもしれないが、震災があり、これからどうやって生きていくのかさえ問われてしまった状況の中で、毎年同じように開催されるこのフェスティバル。
楽しまないとと思いつつ、放射能漏れ、大きな津波の被害など、考えることが多い。
その中でこのフェスティバルに参加して、彼らの演奏は非常に心にしみた。
大トリではない彼らであったが、恐らく3日間で一番たくさんの人がいた。
(大トリではないので)ステージセットもシンプル、照明も心なしか暗い。
でも素晴らしい曲、力強い演奏。
そしてその場にいた全員が笑顔で踊り、歌い、拳を挙げたのを見ると、素直にうれしく思い、感動した。
涙が止まらなかったのだ。
後ろを振り返っても、山の方まで人がいて、笑顔でいた。
まさに音楽の力、ライブの力、自然の力。
皆楽しそうでしょ。
そうさせてくれる素晴らしいライブ。
音楽で元気になる、そういう素晴らしいライブだった。
繰り返しになるが、まさに今年、自分の中でハイライトとなる素晴らしいライブだった。
28) DIGITALISM @ Red Marquee (20:30~)
興奮醒めないまま隣に移動、そして超満員のレッドマーキーでした。
なんといっても素晴らしいライブ。
歌も素晴らしい、音も快感、会場全体が一体になって踊りまくった。
また小さなステージに対して、とても効果的なセット、映像も含めて攻撃的で美しい。
人が多すぎてステージ前に行けなかったが、たとえステージ外でも、楽しめる音。
昔は全く興味がない音だが、今は好んで聞くようになった音。
これもこのフェスに参加してよかったと思える瞬間。
自分も含めてアドレナリンがすごい放出されている空間。
気持ちよかった。
結局最後までいてしまった。
29) FACES @ Green Stage (21:30~)
今年のトリで一番不可解だったのがFACES。
活動していることも知らなかったし、それが来日することの謎。
昨年のJohn Fogerty、そしてRoxy Musicの来日から、2日目のトリは老人枠という解釈なのかということもできるが、それにしても謎。
しかし、Rolling StonesのRon Woodが来るということで、一目は観ておきたかったくらいの期待度。
まあ、ヴォーカルがロッドではない段階でもう、もう、という期待度。
したがって、自分もDegitalismを最後まで観てしまったわけだが、FACESの観客、少ない。
今まで自分は観たことがないほどの少なさ。
実際に5,000人くらいしかいなかったのではないか。
3万人か5万人くらい入ると言われているステージなので、少ないのは明らか。
ところが、演奏は素晴らしい。
一瞬聞いても分かるほど、タイトな演奏、さすがに長くやっているだけある。
ステージに吸い込まれるように向かってしまった。
悔しいが、Ron Woodの顔が分かる距離まで行ってしまった。
苦笑いしつつ、でもうれしかったのを覚えている。
ライブとして完成度が非常に高く、また客も熱心な人たちが集まった。
Rolling Stonesの時のRon Woodと違い、弾きまくる。
やはりこの人はうまいのだ。
自分の立ち位置を考えて演奏を使い分けることができる人なのだ。
というわけで、最後の「Stay With Me」までいてしまった。
もちろん、超満員ではなかったが、大合唱だった。
30) INCUBUS @ White Stage (22:20~)
とても楽しみにしていたライブの一つ。
周りの人もそのようで、ホワイトステージが超満員だった。
そして長い期間のお休み(ライブね)があったにもかかわらず、素晴らしいライブ。
曲の良さ、歌のうまさ、全体が調和している。
雨も上がっているのに、1万人前後の人間がとにかく聞き惚れている。
素晴らしいライブなのに、静かに聞き入っているライブは珍しい。
それほど完成度が高かった。
回転寿司でお腹いっぱいになるのではなく、素晴らしい食材で達者な料理人が握るおいしい寿司をいただいた感じ。
ライブとして熱いライブというよりも、素晴らしいライブを共有している雰囲気は最高だった。
大満足で2日目が終わる。
7/30 (土) 「Fuji Rock Festival 2011/フジロックフェスティバル2011」 2日目 Part.1
2日目も朝は雨。
このフェスティバルは本当によく雨が降る。
しかし、それが降ったりやんだりで、その時、その時で一喜一憂する。
「なんとか止んでくれ!」と祈りつつ、ライブを楽しんでいるのは自分だけでしょうか。
でも、雨が降るとビールがおいしくないのだ。
これからの熱気のために、会場全体が準備運動をしている感じ。
これからの運動のために、深呼吸をしている感じ。
さあ、二日目行きましょう。
朝からビール。
16) OKAMOTO'S @ Red Marquee (10:20~)
あとで知ったことだが、彼らは二十歳そこそこらしい。
なんか学校の文化祭でのライブを観るようなテイストになりがちが朝一のレッド・マーキーだが、彼らの演奏力の安定さはすさまじい。
朝一番の眠った頭が吹っ飛んだ。
格好もなんか笑ってしまうほど自分たちの世界観を持っていて、安心して観ることができた。
下の映像を観ても分かるが、朝一番で超満員にした彼の実力。
あとは、誰もが知っているヒット曲一曲、頼みます。
途中だが、隣のステージに移動。
17) CLAMMBON @ Green Stage (11:00~)
楽しみにしていた一つ。
日本人の3人組で、それぞれでも活躍しており、名前だけは知っていたが、期待通り素晴らしい演奏だった。
自分が正しいことをしている、自分がいいと思うことをしている、その自信に満ち溢れていた。
特に、キーボード兼ボーカルの原田郁子の歌のうまさ、そして可愛さに、そして自信にあふれる姿に感動した。
心にしみる曲、歌詞。
音楽は本来こうあるべきだと思える、自然の姿。
雨が小雨だったが、心がきれいになる気がした。
素直に感謝!!
Small Circle Of Friends の「波よせて」を演奏して、客のかなりの人が口ずさんでいた。
これはクランボンversion。
このフェスティバルの参加者の素晴らしいと思った瞬間の一つ。
18) HANGGAI @ Orange Court (12:00~)
こちらのバンドも楽しみにしていた。
モンゴルのバンドです。
ボーカルの人は朝青龍のような笑顔、体型。
なんか妙な親近感がある。
どの方も。
音はなんか大陸を想像させるような音。
昔シルクロードを旅した時に、敦煌よりも奥に行くとよく聞くタイプの音だった。
こういう音楽を聞き入るのは、自分も含めて変わっている人が多いのかと思ったら、やはり後半はノリのいいリズムの曲が多く、非常に盛り上がった。
快感と感じるリズムは万国共通。
非常に盛り上がった。
ただ、MCが全く分からないことだけ困った。
でも、満足感の高い非常に濃密な時間だった。
19) FUNERAL PARTY @ White Stage (12:50~)
移動の関係で最後の1曲しか観られなかったと思う。
ものすごいパワフルなライブ。
一言、若いなと思うが、でも演奏がぶれていない。
とても熱いライブだった。
映像がないので、さらに前のフジロックの映像です。
Green Stageに移動。
20) G.LOVE & SPECIAL SAUCE @ Green Stage (14:00~)
Special Othersの各メンバーが尊敬する彼らのライブ。
なんか気が抜けるほど勢いがなく、雨が降っていたので残念だったが、自然の中でリラックスした中で聞くのにとても気持ちのいい音楽。
なんか昼間で眠くなりそうな音だったことも事実。
このフェスティバル、さんざ雨が降って、まだ雨が降っていた。
いつか、三日すべて晴れてくれればと思うのだが。
そんなことをいろいろ考えていた。
なんか音楽としてはちょっと物足りなさを感じたライブだった。
眠かったのかな。
とにかく平和でした。
21) PATRICK STUMP @ White Stage (14:10~)
Fall Out Boyのフロントマンのパトリック スタンプのソロ。
残念ながら1曲もまともに観られなかったが、感想は一言、いい曲。
一生懸命のステージを横目に見ながら、おトキさんのジプシーアヴァロンに向かう。
22) 【アトミック・カフェ】加藤登紀子 @ Gypsy Avalon (15:10~)
大久保青志(フジロックフェスティバルNGO村長)の司会とともに、加藤登紀子参上。
実は大震災が起きて、このフェスティバル自体に行けないと思っていた。
そのくらいの精神的なダメージを自分は受けた。
そして福島原発事故。
自分はどう考えればいいのか、はっきり言って考え方を処理できていない。
だから、反原発を歌うのも自由。
実際にこの小さなステージには人がたくさん、今まで見たことがないほどのたくさんの人で埋め尽くされていた。
それで自分は反原発なのかというと、そうではない。
かといって原子力の運用を積極的に進めるべき考えではない。
今まで、人類として選択して利用してきた歴史もある。
それによっての弊害もある。
でもそれは原子力ではなくてもあるわけで、震災後の対応に批判もあるが、人間のやること、その対応こそが人間としての対応なのだから、批判するべきではなく反省すべき点は反省し、次に生かすべきと考える。
少なくても自分達は専門家に委託してわけだから。
そして急に反対とか、廃止しろとかは、少なくても自分には言えないし、思えない。
そんな気持ちで観ると、彼女の歌は詭弁にしか感じなかったことも否定しない。
歌はうまいし素晴らしい。
でも、メッセージをそのまま受け入れて、そうだな、とは簡単に思えなかった。
結局、これだけのリスクを持った中で、リスクマネジメントをして今に至っているわけで、それならば少しずつ原子力依存から脱却して、また我々も今までの生活を改めて、新しいエネルギーに依存していくようにしなければいけないが、その道筋が見えていない、イメージできていないから、考えがモヤモヤしているところが大きい。
他の人はどう思っているだろう。
でも、自分は今でもそう思っている。
もちろんそれが間違っているのかもしれないが、それが自然に沸き起こった考え。
なんか最後までいられず、途中で退散。
23) LITTLE CREATURES @ Field Of Heaven (15:30~)
すみません、観たというよりも通りすがりに1曲だけ観たという感じ。
午後のField Of Heavenのまったりした空間にとてもいい雰囲気。
日本人でしっかり自我を持ち、自分の信じた音を奏でる3人組。
とてもいい雰囲気でした。
雨も上がっていたし。
ということで、Orange Courtに移動。
24) OBRINT PAS @ Orange Court (16:00~)
あまり覚えていないのだが、ここで食事をとった気がする。
もちろん、ビールも。
このステージは世界の様々な音を聞けるのでとても気持ちいいが、地面がごらんのとおり劣悪。
もともと地元の高校のサッカーグラウンドなので、それを聞くとなるほどと思うが、雨が降るとこの通り。
でも、このObrint Pasはスペインのバンド。
とても熱いライブを繰り広げてくれた。
とても期待していたが、予想以上の素晴らしいライブでした。
この奥のステージは、初めは観客が少なくても素晴らしいライブであればどんどん人が集まって盛り上がる、わかりやすいのだ。
ラテンのノリ、明るいのだけれど、ほんの少し悲しいメロディが入りつつ、生きていくのを楽しんで行こうという雰囲気。
まさに音楽で元気になる。
映像を観れば明らかだと思う。
最終的には超満員になった。
本当にロックフェスという雰囲気。
隣の人とも踊り、肩を組み、笑った。
とても満足度の高いライブ。
このフェスティバルは本当によく雨が降る。
しかし、それが降ったりやんだりで、その時、その時で一喜一憂する。
「なんとか止んでくれ!」と祈りつつ、ライブを楽しんでいるのは自分だけでしょうか。
でも、雨が降るとビールがおいしくないのだ。
これからの熱気のために、会場全体が準備運動をしている感じ。
これからの運動のために、深呼吸をしている感じ。
さあ、二日目行きましょう。
朝からビール。
16) OKAMOTO'S @ Red Marquee (10:20~)
あとで知ったことだが、彼らは二十歳そこそこらしい。
なんか学校の文化祭でのライブを観るようなテイストになりがちが朝一のレッド・マーキーだが、彼らの演奏力の安定さはすさまじい。
朝一番の眠った頭が吹っ飛んだ。
格好もなんか笑ってしまうほど自分たちの世界観を持っていて、安心して観ることができた。
下の映像を観ても分かるが、朝一番で超満員にした彼の実力。
あとは、誰もが知っているヒット曲一曲、頼みます。
途中だが、隣のステージに移動。
17) CLAMMBON @ Green Stage (11:00~)
楽しみにしていた一つ。
日本人の3人組で、それぞれでも活躍しており、名前だけは知っていたが、期待通り素晴らしい演奏だった。
自分が正しいことをしている、自分がいいと思うことをしている、その自信に満ち溢れていた。
特に、キーボード兼ボーカルの原田郁子の歌のうまさ、そして可愛さに、そして自信にあふれる姿に感動した。
心にしみる曲、歌詞。
音楽は本来こうあるべきだと思える、自然の姿。
雨が小雨だったが、心がきれいになる気がした。
素直に感謝!!
Small Circle Of Friends の「波よせて」を演奏して、客のかなりの人が口ずさんでいた。
これはクランボンversion。
このフェスティバルの参加者の素晴らしいと思った瞬間の一つ。
18) HANGGAI @ Orange Court (12:00~)
こちらのバンドも楽しみにしていた。
モンゴルのバンドです。
ボーカルの人は朝青龍のような笑顔、体型。
なんか妙な親近感がある。
どの方も。
音はなんか大陸を想像させるような音。
昔シルクロードを旅した時に、敦煌よりも奥に行くとよく聞くタイプの音だった。
こういう音楽を聞き入るのは、自分も含めて変わっている人が多いのかと思ったら、やはり後半はノリのいいリズムの曲が多く、非常に盛り上がった。
快感と感じるリズムは万国共通。
非常に盛り上がった。
ただ、MCが全く分からないことだけ困った。
でも、満足感の高い非常に濃密な時間だった。
19) FUNERAL PARTY @ White Stage (12:50~)
移動の関係で最後の1曲しか観られなかったと思う。
ものすごいパワフルなライブ。
一言、若いなと思うが、でも演奏がぶれていない。
とても熱いライブだった。
映像がないので、さらに前のフジロックの映像です。
Green Stageに移動。
20) G.LOVE & SPECIAL SAUCE @ Green Stage (14:00~)
Special Othersの各メンバーが尊敬する彼らのライブ。
なんか気が抜けるほど勢いがなく、雨が降っていたので残念だったが、自然の中でリラックスした中で聞くのにとても気持ちのいい音楽。
なんか昼間で眠くなりそうな音だったことも事実。
このフェスティバル、さんざ雨が降って、まだ雨が降っていた。
いつか、三日すべて晴れてくれればと思うのだが。
そんなことをいろいろ考えていた。
なんか音楽としてはちょっと物足りなさを感じたライブだった。
眠かったのかな。
とにかく平和でした。
21) PATRICK STUMP @ White Stage (14:10~)
Fall Out Boyのフロントマンのパトリック スタンプのソロ。
残念ながら1曲もまともに観られなかったが、感想は一言、いい曲。
一生懸命のステージを横目に見ながら、おトキさんのジプシーアヴァロンに向かう。
22) 【アトミック・カフェ】加藤登紀子 @ Gypsy Avalon (15:10~)
大久保青志(フジロックフェスティバルNGO村長)の司会とともに、加藤登紀子参上。
実は大震災が起きて、このフェスティバル自体に行けないと思っていた。
そのくらいの精神的なダメージを自分は受けた。
そして福島原発事故。
自分はどう考えればいいのか、はっきり言って考え方を処理できていない。
だから、反原発を歌うのも自由。
実際にこの小さなステージには人がたくさん、今まで見たことがないほどのたくさんの人で埋め尽くされていた。
それで自分は反原発なのかというと、そうではない。
かといって原子力の運用を積極的に進めるべき考えではない。
今まで、人類として選択して利用してきた歴史もある。
それによっての弊害もある。
でもそれは原子力ではなくてもあるわけで、震災後の対応に批判もあるが、人間のやること、その対応こそが人間としての対応なのだから、批判するべきではなく反省すべき点は反省し、次に生かすべきと考える。
少なくても自分達は専門家に委託してわけだから。
そして急に反対とか、廃止しろとかは、少なくても自分には言えないし、思えない。
そんな気持ちで観ると、彼女の歌は詭弁にしか感じなかったことも否定しない。
歌はうまいし素晴らしい。
でも、メッセージをそのまま受け入れて、そうだな、とは簡単に思えなかった。
結局、これだけのリスクを持った中で、リスクマネジメントをして今に至っているわけで、それならば少しずつ原子力依存から脱却して、また我々も今までの生活を改めて、新しいエネルギーに依存していくようにしなければいけないが、その道筋が見えていない、イメージできていないから、考えがモヤモヤしているところが大きい。
他の人はどう思っているだろう。
でも、自分は今でもそう思っている。
もちろんそれが間違っているのかもしれないが、それが自然に沸き起こった考え。
なんか最後までいられず、途中で退散。
23) LITTLE CREATURES @ Field Of Heaven (15:30~)
すみません、観たというよりも通りすがりに1曲だけ観たという感じ。
午後のField Of Heavenのまったりした空間にとてもいい雰囲気。
日本人でしっかり自我を持ち、自分の信じた音を奏でる3人組。
とてもいい雰囲気でした。
雨も上がっていたし。
ということで、Orange Courtに移動。
24) OBRINT PAS @ Orange Court (16:00~)
あまり覚えていないのだが、ここで食事をとった気がする。
もちろん、ビールも。
このステージは世界の様々な音を聞けるのでとても気持ちいいが、地面がごらんのとおり劣悪。
もともと地元の高校のサッカーグラウンドなので、それを聞くとなるほどと思うが、雨が降るとこの通り。
でも、このObrint Pasはスペインのバンド。
とても熱いライブを繰り広げてくれた。
とても期待していたが、予想以上の素晴らしいライブでした。
この奥のステージは、初めは観客が少なくても素晴らしいライブであればどんどん人が集まって盛り上がる、わかりやすいのだ。
ラテンのノリ、明るいのだけれど、ほんの少し悲しいメロディが入りつつ、生きていくのを楽しんで行こうという雰囲気。
まさに音楽で元気になる。
映像を観れば明らかだと思う。
最終的には超満員になった。
本当にロックフェスという雰囲気。
隣の人とも踊り、肩を組み、笑った。
とても満足度の高いライブ。
July 29, 2011
7/29 (金) 「Fuji Rock Festival 2011/フジロックフェスティバル2011」 1日目 Part.2
9) RON SEXSMITH @ Field Of Heaven (17:10~)
ゆとりをもってField Of Heavenに移動。
相変わらず晴れず、雨が降ったりやんだりの繰り返しなのだ。
空は曇ったまま。
土砂降りにならないのが唯一の救いであるが、フジロックらしい天気といえば天気。
でも、晴れないかな〜と祈っていた、ずっと。
今回観たかったアーティストの一人。
非常にピースフルな雰囲気と音作り。
ゆったりとした空気で音を楽しむことができた。
ノリという意味では、ライブとしてはやや物足りないということも感じた。
それでも、飄々と演奏を続ける彼の姿、ある意味では羨ましくも感じた。
次のステージの関係で3曲ほど。
でも、体も心も満足した。
10) AFRICAN HEAD CHARGE @ Orange Court (17:20~)
オレンジ・コートは田んぼのようになっていた。
サッカーグラウンドだから仕方がないが、このステージは本当にバラエティに富んで素晴らしい演奏が観られるわけなので、何とかならんもんかね。
裸足でいる方も多い。
そこで始まったステージ。
絶対に自分から聞かない音、演奏、ライブ。
なぜか何もせずに立っているラスタ、叫んでいるBonjo I、暑い地方に独特のだるい雰囲気の中でぬるい音。
でも演奏は非常にタイト。
天気は決して晴れているわけではなかったが、このフェスティバルでしか味わえない空間がそこにあった。
終演後、トイレに大行列。
それほど待つわけではなく流れるが、やはり雨が降ると、ビールが飲めない、トイレは近くなる。
これが嫌なんだよね。
しっかりとフルステージを満喫。
隣に移動。
この時間の苗場って独特の解放感、気持ち良さがあって大好きです。
もう夜だと思う雰囲気と、さあ、これからだと思う雰囲気。
雨もそれほど降っておらず、でもポツポツ。
皆さん、自分も含めてそんなことよりも、今を楽しもうという雰囲気。
12) AMADOU & MARIAM @ Field Of Heaven (19:00~)
考えてみれば、今日はずっとField Of HeavenとOrange Courtを行ったり来たりしている。
この彼らも、アフリカのマリ王国のバンド。
こんなバラエティの富んだステージはこのフェスティバルのいいところ。
そしてたくさんのお客さん。
盲目の夫婦から奏でる音は強力。
本当に見えていないのかと思えるほど、力強い演奏。
全く異国の地の音楽、そこにはある意味ではさみしさ、そして現実に生きていくことへの強い決意を感じた。
次のステージの関係で15分ほどしかいられなかったが、とても充実したステージに感激した。
13) SAM MOORE @ Orange Court (19:30~)
オレンジコートはたくさんのお客さん。
自分にとって1日目のハイライトといってもいい。
ミスターソウルマン、サム・ムーアのステージ。
バンドも大所帯で、ベースの顎が出ている長身の男性がバンドマスター。
まずはウォーミングアップで演奏、2曲。
なかなか出てこないサム・ムーア。
しかし長さを感じずに、いい頃合で登場。
一瞬、おなかが出ているおじいちゃん、そしてよたよた歩きで心配したが、歌は本物。
わざとよたよた歩いているのではないかと思ってしまうほど。
全盛期を知らないが、欲求不満にならないパワフルな歌声。
何しろ曲も有名な曲ばかり、そして演奏も素晴らしい。
長年のご活躍の賜物で、ライブを盛り上げる術をしっかりと身に着けていらっしゃるため、完全なショウだった。
エンターテイメント、というのにふさわしい完成形。
お年からそれほど日本でも演奏を観ることができないだろう。
こういうミュージシャンを観れる喜び、ありがとう。
(ちなみにもう一人の大物、Buddy Guyは体調不良で来日中止のアナウンスが出ていた)。
14) WIDESPREAD PANIC @ Field Of Heaven (21:00~)
すぐに隣のステージに移動。
なんか毎年恒例になったが、Grren Stageのトリを観ずに、裏ステージで観る。
しかも今年はジャムバンド、Widespread Panic。
結局、初日は2時間かましてくれたが、とにかく1曲が長い。
次々に流れていく展開に、ひたすら体を動かした。
小雨が降る中で、ひたすら体を揺らした。
Phishもそうだが、長時間の快感を最初に見つけた人はすごいと思う。
もはやコマーシャリズムは無視。
自分がいいと思うことをやり続ける。
もちろん、その裏には確かな技術力があるからだが、彼もその一つ。
休憩が入ったが、ひたすら音の洪水におぼれていた。
その空間にいた人が味わえる快感でした。
心地よい疲労感のまま終了。
15) BIG AUDIO DYNAMITE @ White Stage (22:20~)
Crashのミック・ジョーンズのバンドと聞いていたが、音は初めて聞く。
正直言って驚いた。
いろいろなジャンルのゴチャマゼ。
やりたいことをやっている感じ。
正直言って疲労困憊だったその時には、理解不能な曲もあり、会場全体が戸惑っていたのも覚えている。
雨の中、12時近くの音としては、別の世界、いわば宇宙に吹っ飛びそうな「わけのわからなさ」で体を踊らせていた。
今はいつだ、どこに自分はいるんだ、その何が何だかわからない中で、曲の中に調和がある。
その調和を求めて漂っていた感じだ。
でも、好きなことをやりながら年をとるって悪くないなとも思っていた。
そんなことを考えつ1日目終了。
12時までもうすぐというところ。
Green Stageの前を通ると、Coldplayのステージが終わった後の静かな余韻が残っていた。
雨、雨、雨。
とにかく雨が降り続けた1日目。
宿に戻ると、NHKがニュースで大雨の情報を流していた。
山の向こうでは記録的な大雨だったらしい。
なるほど、それで雷が光っていたわけだ。
そして宿では、様々な猛者が今日のステージを振り返っていた。
その1人がColdplayがいかに素晴らしいライブだったかを語ってくれた。
自分はサマーソニックで観ているから遠慮したのだというと、その時のステージよりもはるかに素晴らしかったと。
でも、自分はSam Mooreを観られたから全く怒りを感じなかった。
そんな思い出の1日目終了。
そうそう、宿に泊まる際の必需品。
ハンガー(雨で洋服濡れていますから、宿のだけでは足りません)とたこ足コード(携帯充電、そしてみんながしやすいように)。
ということで2時過ぎに就寝。
ゆとりをもってField Of Heavenに移動。
相変わらず晴れず、雨が降ったりやんだりの繰り返しなのだ。
空は曇ったまま。
土砂降りにならないのが唯一の救いであるが、フジロックらしい天気といえば天気。
でも、晴れないかな〜と祈っていた、ずっと。
今回観たかったアーティストの一人。
非常にピースフルな雰囲気と音作り。
ゆったりとした空気で音を楽しむことができた。
ノリという意味では、ライブとしてはやや物足りないということも感じた。
それでも、飄々と演奏を続ける彼の姿、ある意味では羨ましくも感じた。
次のステージの関係で3曲ほど。
でも、体も心も満足した。
10) AFRICAN HEAD CHARGE @ Orange Court (17:20~)
オレンジ・コートは田んぼのようになっていた。
サッカーグラウンドだから仕方がないが、このステージは本当にバラエティに富んで素晴らしい演奏が観られるわけなので、何とかならんもんかね。
裸足でいる方も多い。
そこで始まったステージ。
絶対に自分から聞かない音、演奏、ライブ。
なぜか何もせずに立っているラスタ、叫んでいるBonjo I、暑い地方に独特のだるい雰囲気の中でぬるい音。
でも演奏は非常にタイト。
天気は決して晴れているわけではなかったが、このフェスティバルでしか味わえない空間がそこにあった。
終演後、トイレに大行列。
それほど待つわけではなく流れるが、やはり雨が降ると、ビールが飲めない、トイレは近くなる。
これが嫌なんだよね。
しっかりとフルステージを満喫。
隣に移動。
この時間の苗場って独特の解放感、気持ち良さがあって大好きです。
もう夜だと思う雰囲気と、さあ、これからだと思う雰囲気。
雨もそれほど降っておらず、でもポツポツ。
皆さん、自分も含めてそんなことよりも、今を楽しもうという雰囲気。
12) AMADOU & MARIAM @ Field Of Heaven (19:00~)
考えてみれば、今日はずっとField Of HeavenとOrange Courtを行ったり来たりしている。
この彼らも、アフリカのマリ王国のバンド。
こんなバラエティの富んだステージはこのフェスティバルのいいところ。
そしてたくさんのお客さん。
盲目の夫婦から奏でる音は強力。
本当に見えていないのかと思えるほど、力強い演奏。
全く異国の地の音楽、そこにはある意味ではさみしさ、そして現実に生きていくことへの強い決意を感じた。
次のステージの関係で15分ほどしかいられなかったが、とても充実したステージに感激した。
13) SAM MOORE @ Orange Court (19:30~)
オレンジコートはたくさんのお客さん。
自分にとって1日目のハイライトといってもいい。
ミスターソウルマン、サム・ムーアのステージ。
バンドも大所帯で、ベースの顎が出ている長身の男性がバンドマスター。
まずはウォーミングアップで演奏、2曲。
なかなか出てこないサム・ムーア。
しかし長さを感じずに、いい頃合で登場。
一瞬、おなかが出ているおじいちゃん、そしてよたよた歩きで心配したが、歌は本物。
わざとよたよた歩いているのではないかと思ってしまうほど。
全盛期を知らないが、欲求不満にならないパワフルな歌声。
何しろ曲も有名な曲ばかり、そして演奏も素晴らしい。
長年のご活躍の賜物で、ライブを盛り上げる術をしっかりと身に着けていらっしゃるため、完全なショウだった。
エンターテイメント、というのにふさわしい完成形。
お年からそれほど日本でも演奏を観ることができないだろう。
こういうミュージシャンを観れる喜び、ありがとう。
(ちなみにもう一人の大物、Buddy Guyは体調不良で来日中止のアナウンスが出ていた)。
14) WIDESPREAD PANIC @ Field Of Heaven (21:00~)
すぐに隣のステージに移動。
なんか毎年恒例になったが、Grren Stageのトリを観ずに、裏ステージで観る。
しかも今年はジャムバンド、Widespread Panic。
結局、初日は2時間かましてくれたが、とにかく1曲が長い。
次々に流れていく展開に、ひたすら体を動かした。
小雨が降る中で、ひたすら体を揺らした。
Phishもそうだが、長時間の快感を最初に見つけた人はすごいと思う。
もはやコマーシャリズムは無視。
自分がいいと思うことをやり続ける。
もちろん、その裏には確かな技術力があるからだが、彼もその一つ。
休憩が入ったが、ひたすら音の洪水におぼれていた。
その空間にいた人が味わえる快感でした。
心地よい疲労感のまま終了。
15) BIG AUDIO DYNAMITE @ White Stage (22:20~)
Crashのミック・ジョーンズのバンドと聞いていたが、音は初めて聞く。
正直言って驚いた。
いろいろなジャンルのゴチャマゼ。
やりたいことをやっている感じ。
正直言って疲労困憊だったその時には、理解不能な曲もあり、会場全体が戸惑っていたのも覚えている。
雨の中、12時近くの音としては、別の世界、いわば宇宙に吹っ飛びそうな「わけのわからなさ」で体を踊らせていた。
今はいつだ、どこに自分はいるんだ、その何が何だかわからない中で、曲の中に調和がある。
その調和を求めて漂っていた感じだ。
でも、好きなことをやりながら年をとるって悪くないなとも思っていた。
そんなことを考えつ1日目終了。
12時までもうすぐというところ。
Green Stageの前を通ると、Coldplayのステージが終わった後の静かな余韻が残っていた。
雨、雨、雨。
とにかく雨が降り続けた1日目。
宿に戻ると、NHKがニュースで大雨の情報を流していた。
山の向こうでは記録的な大雨だったらしい。
なるほど、それで雷が光っていたわけだ。
そして宿では、様々な猛者が今日のステージを振り返っていた。
その1人がColdplayがいかに素晴らしいライブだったかを語ってくれた。
自分はサマーソニックで観ているから遠慮したのだというと、その時のステージよりもはるかに素晴らしかったと。
でも、自分はSam Mooreを観られたから全く怒りを感じなかった。
そんな思い出の1日目終了。
そうそう、宿に泊まる際の必需品。
ハンガー(雨で洋服濡れていますから、宿のだけでは足りません)とたこ足コード(携帯充電、そしてみんながしやすいように)。
ということで2時過ぎに就寝。