April 2012

April 28, 2012

4/28 (土) 映画『SR サイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者』@シネクイント



仕事終わりに渋谷に。
時間がだいぶあったので、外苑前まで行ってベローチェにて雑用。
連休1日目になると、こういう喫茶店にはタクシーの運転手さんばかり。
そう気づいて外に出てみると、外苑前からずっと黒いタクシーが並んでいた。
渋谷まで徒歩で30分。
連休初日の渋谷は、若い人、それも大学1年生くらいの人がたくさんいた。
自分もそうだったが、時間がある人、自由の利く人とそうでない人との違いだ。
渋谷にお金が落ちない、子供の街であることは相変わらず変わらないが、自分が年を取ったせいだろうか。
ますます若年齢化している気がする。
一番気になるのは、文化的でなくなっていること。
新しい文化の発信基地ではなくなっているということ。
まあ、自分がそれほど心配する必要はないのだろうけれど。


『SR サイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者』

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監督 入江悠
脚本 入江悠
撮影 三村和弘
音楽 岩崎太整
編集 入江悠
MA(音声編集) 山本タカアキ

出演
奥野瑛太 (マイティ)
駒木根隆介 (イック)
水澤紳吾 (トム)
斉藤めぐみ (相沢一美)
北村昭博 (MC林道)
永澤俊矢 (等々力辰彦)
ガンビーノ小林 (山下紀夫)
美保純 (高島紀代美)


元“SHO-GUNG”メンバーのマイティ(奥野瑛太)は、イック(駒木根隆介)とトム(水澤紳吾)と別れ、東京に出て行った。しかしラップを諦めきれず、恋愛系右翼ヒップホップクルー“極悪鳥”のメンバー入りのチャンスを狙って、パシリのような扱いに甘んじていた。ある日、マイティが1人で参加するバトルで優勝すればメンバーになれると約束される。しかし、マイティの対戦相手が、極悪鳥が世話になるヒップホップクルーのメンバーだったため、決勝直前にわざと負けるよう電話が入る。マイティは指示通り負けるが、メンバー入りの約束を反古にされる。怒りを爆発させたマイティは、極悪鳥のメンバーの1人に大怪我を負わせてしまう。マイティは栃木に逃げ、少年たちが盗んだ車を転売したり、外国人労働者を囲って産廃を処理するなど、違法行為で商売する大人たちの一員として働き始める。金儲けのため、栃木で音楽イベントを行うことになる。素人の大人と少年たちの仕切りで、有料の詐欺まがいの出演者オーディションが行われ、マイティの知らないところでイックとトムが参加していた。そこでTKDタケダ先輩のトラックを通じて意気投合した、日光のヒップホップクルー“征夷大将軍”と一緒にイベントに参加することになる。イベント当日、栃木に逃げてきてから暴力と盗みを重ねたマイティは、胴元の大人たち、警察、ゲストとして来ていた極悪鳥から追われる。イックとトムは征夷大将軍と共にステージに立つ。会場を逃げ惑い、追っ手を振り切ったかのように見えたマイティは、聞き覚えのあるトラックに導かれるように会場へ戻る。思いがけない悲痛な再会を果たした3人は……。


ものすごいいい評判ばかり聞いていて、そのためにチケットを購入したくらいの映画。
シネクイントに上がったら、ロビーは超満員で、おどろいた。
何とか通路側の席を確保したが、恐らく9割くらいは入っていたのではないか。
夜9時過ぎのスタートでこれはすごい。

まずこの映画の素晴らしいところは、映像の撮り方素晴らしいとこと。
美しい、そして効果的な撮り方。
無駄がなく、観ている人を魅了する撮り方。
ドキュメンタリーなのだろうかと思ってしまうほど、リアルな姿がそこにある。
日本映画ではあまり出会えない緊迫感。

そして次に、現実感がものすごい。
埼玉の田舎でラッパーをしていた主人公が東京に出て、それから逃げて栃木に行く。
あまりにもリアルなシーンが続くため、ドキドキハラハラしつつ、同情しつつ。

そして出演者が非常にうまい。
なんか漫画のキャラ設定のような出演者もいるが、どの出演者もしっかりと役割を果たしており、実際にいそうな感じに思えるからすごい。
いつも、ビートたけしの「たけしのコマ大数学科」に出ているバンビーノ小林は、特に圧巻。

観ていて非常にきついシーンもないことはないが(窃盗、殺人のような暴力など)、一方で客席から大爆笑が沸くユニークな撮り方は非常に好感が持てる。

そしてこの映画のテーマは、どんな立場の人間でも、現状を変えていこう、よりいい状態に持っていこうと努力をするということ。
それが人間であり、それを傍から見て、それを卑下するのは簡単。
でも、それは人間のあるべき姿であるから、尊重すべきだということ。
この映画に関して、一部甘い演出のところもあることも事実。
ストーリーの展開のため、「?」となるシーンもあったのも事実。
でも、それをいうよりは、この映画を観てよかったと思える方が大きいため、大いに好意的に支持したいと思う。

友人などに勧めたい映画ではなく、万人受けする映画ではないが、映画館で観て決して後悔しない、素晴らしい映画だった。



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今日まで聞いていたCD

Kid aKid a
アーティスト:Radiohead
販売元:Capitol
(2000-09-14)
販売元:Amazon.co.jp
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確かAFIは3枚自分は聞いているが、どのアルバムも非常に好感が持てる。
聞きやすさもあるが、やはり練られたアルバムの出来に納得して聞くことができる。
このアルバムも素晴らしいと思った。



AcolyteAcolyte
アーティスト:Delphic
販売元:Polydor UK
(2010-01-26)
販売元:Amazon.co.jp
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何度か繰り返し聞いているが、素晴らしい出来。
生で観た時にも、曲の洗練さに驚いたが、やはり練りこまれて作られた曲は、才能だろう。



Sing the SorrowSing the Sorrow
アーティスト:REO Speedwagon
販売元:Dreamworks
(2003-03-11)
販売元:Amazon.co.jp
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いうことなし。
大名盤。




hasegawa_takeshi at 23:59|PermalinkComments(3)TrackBack(0) Clip to Evernote 音楽 | 映像

April 25, 2012

4/25 (水) ある休日

水曜どうでしょうの、アラスカ編(オーロラを見に行く)の最後を初めて見て、オーロラを見る下りは大爆笑。

山に行こうと思ったが、見事に寝坊したので(それも仕事が暇な時期なので肉体的な疲労ではない)、一日自宅にいて雑用。
やろうと思った勉強を新たに2つスタート。
近所のパン屋さんで久しぶりにパンを買って朝食兼昼食。
郵便局で振込2件、八百屋などで果物を調達。

両親がゴールデンウィークに行く伊豆のホテルに追加料理を発注。
鯛の刺身のしゃぶしゃぶと、金目鯛の塩焼きとのこと。

夜はAの母親とその交際相手と食事。
お酒があまり飲まれないとうかがっていたが、明日が休みということもあったのだろう、きもちよく呑んでいただいたのが幸い。
葛西駅から自宅までタクシーで2,000円、不愉快なドライバー。

いろいろスタート、春ですね。

hasegawa_takeshi at 23:59|PermalinkComments(0)TrackBack(0) Clip to Evernote 生活 

April 24, 2012

4/24 (火) 夕方、ゲリラ豪雨

少しだけ自分の生活パターンを変えてみた。
少しだけ成長とは言わないが、変化を感じることができただけでも成果。

自分でものを知らないことに気付かないでいるというのは一番見ていて醜い。
それなら、自分はどうなのだろう。
その視点を失うと、自分が一番醜くなってしまうのだ。
客観的視野。

やっと最近、生活の中で本を読むことに入り組むことができるようになった。

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今日まで見ていたDVD

監督:イエジー・スコリモフスキ
出演者:ヴィンセント・ギャロ、 エマニュエル・セニエ、 ザック・コーエン、 イフタック・オフィア
収録時間:83分
レンタル開始日:2012-01-28

Story
ポーランドの巨匠、イエジー・スコリモフスキ監督が、台詞を一切排除し、83分間逃げまくる男を描いたノンストップアクション。アフガニスタンの荒野をひとりさまよっていたところをアメリカ軍に捕えられたムハンマドは、移送中に逃げ出すが…。 (詳細はこちら


映画館で観るべきだったと後悔した作品。
ただ、逃げるだけ。
でも、セリフなし、映像と音声でそれを演出。
すごい作品だ。
映像ひとつひとつに無駄が内容に関じる、それほどの洗練された演出。
逃げる中で、木の皮、蟻を貪るシーンもすごいが、通行人の赤ちゃんを連れた女性の乳を吸うシーンは圧巻。
これだけ追い込んだ状況をきちんと描くのはすごい。
映画ってこんなすごいことができるのだと素直に感心してしまった。

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April 22, 2012

4/22 (日) 柳家権太楼師匠が病気だったのは

いろいろ自分に甘く過ごしていること、そればかりに目をやっては仕方がないと言いつつ、それでもそれはそれでしっかりと改善していかないといけないのは事実。
向かい合ってやるだけでなく、前に進んで行かないと。

夜は焼き肉。
最近は肉よりも、野菜がおいしいと思える自分。
おいしい野菜と塩と。

大前研一が、「自分を変えるためには、いちばんやってはいけないことは決意を新たにすること」と。
反省すべきこと。
まずは行動あるべき。

柳家権太楼師匠がガンということを知る。
twitterにて。

別に日曜日に仕事を休んでいい気がする。
誰がどう見ても、費用対効果を考えても。





自分がモヤモヤ考えていたことを、おちまさと氏が的確に表現。
落語もそうだが、的確な間、距離感(物理的にも、時間的にも)が大事。
いろいろな人と話して気づいたこと。
それが育ちや収入(というか社会的立場というべきか)と比例してるということ。
悪い人は、一度で物事を伝えることが非常に難しい。
問題は、それを自分で気づいていないということ。
自分も含めて考えていかないと。



Autobahn66 / Primal Scream

最近またふとききたくなる曲。
依然、you tubeであったPVが気に入っていたが、著作権の問題で最近消えた。
なら、お金を払ってでも観たいと思うのだが。
観たいと思っているのに、観られない、それなら気軽に観られるようにするべきだ。

今日、avexが大幅に減収の記事を見る。
スマートフォンが一般的になって、携帯でのダウンロードが一気に減ったのが原因とのことだが、少なくてもユーザーから言わせてもらえば、携帯電話のために曲を買ってという仕組みというか、発想に理解できなかった。
だからこそ、スマートフォンにして好きな曲を何千曲も入れられて(音質などに問題はあるが)、好きな時に好きな曲を聴ける、着信音にできるというのはどちらかといえば普通だと思う。
携帯電話時代に、着信音を買うというのにはものすごく抵抗があったからだ。
着信音で数十秒のために。
そもそもダウンロードしていたのはお金の仕組みが理解できない中学生・高校生だろう。
だから西野カナとか、周りで誰も聞いていないのにテレビやインターネットの記事になって、いかにも人気があります、という雰囲気になってしまうのだろう。
どう聞いても下手だと思うのだが。
そもそも、これだけ価値観が多様化しているのに、CDが売れないから著作権を強めるというのはすでに時代遅れ。
コーチェラ・フェスティバルのライブを生中継でインターネットで見られる時代。
そもそも時代が変わっていることに気付かない人が多すぎる。
special othersのように、日本でもメディアにほとんど出なくてもしっかりと会場を満員にできるバンド、フェスなどでしっかりとファン層を固めて集客できてるバンドはいくらでもあるのだ。
そういう意味でも、テレビも含めてマスメディアが現状に沿っていないということも言える。





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今日まで読んでいた本



ピョンヤンの夏休み――わたしが見た「北朝鮮」ピョンヤンの夏休み――わたしが見た「北朝鮮」
著者:柳 美里
販売元:講談社
(2011-12-16)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る


この人のtwitter上の発言で、非常にリベラルでバランスの持っているのを知り、読んでみた。
とても読み応えあり。
マスメディアの信頼というのは自分も含めて非常に低い。
このような文章を読むと、自分でそこに行き、感じて表現することがいかに大切か教えられた。


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April 19, 2012

4/19 (木) 古今亭志ん輔トリの浅草演芸ホール夜席

やはり、これではいけないと思い始めてしまった。
これでは。


夜、浅草演芸ホール。
もちろん、お目当ては古今亭志ん輔師匠。
月曜日は客席の雰囲気が最悪だったので、今日は遅く行こうと思ったくらいだ。
入った時には二楽師匠の紙切り。
客は月曜日よりやや少ないが、笑う軽い雰囲気。
明るい雰囲気で、安心。

後半は月曜日に観た時とほぼネタが同じ。
でも、今日は受けて、雰囲気がいい。
心持かマイクの音量が小さく、客席からはやや聞きづらい。
スピーカーの電源が入っていないのではないかと思ったくらい。

しかし、夜席のトリ、志ん輔師匠はそんな心配は不要だった。

始まった時に、軽いマクラ、しかもあまり笑いを取らずに始まったが、すぐに自分でもわかる噺、でも志ん輔師匠では初めて聞く噺だった。
「子は鎹」

結論から言えば、芸術と呼ぶのにふさわしい、素晴らしい口演だった。

前述通り、浅草演芸ホールの客はレベルが非常に低く、噺の最中に立ったり座ったり、しゃべったりと、老人でも「おいおい」と言いたくなるマナーの人が少なくない。
それでも志ん輔師匠が話し始めると、不思議な緊張感と静寂。
なぜか(それともわざとか)会場の空調のスイッチも切れて、なおさら。
それでなくてもこの噺は前半はしみじみとしているから、なおさら、なおさら。
会場全体の、自分でもこの場所では味わったことが早々ない、緊張感。

そして志ん輔師匠の噺の間、身振り、声、顔、すべてが一級品。
その空間でしか味わえない雰囲気。
その空気を逃してはいけない、一言、一言を聞き逃してはいけないと思う不思議な緊張感。
先ほどまでの寄席独特のぬるい空気が一変。
そんな中に自分がいることに体が喜んでいた。

この噺はとても有名だが、これほど魅せるのはそれほどないであろう。
そして志ん輔師匠は(月曜日の佐々木政談でも思ったが)、子供の表情をやらせるとたまらなくかわいい。

寄席で時間が限られているため、後半がかなりスピーディーになったが、それでも聞けただけ十分。
自分の周りの女性は皆涙を拭いていた。
感動。

終演後、客席からは怒涛の拍手。
一人の男性はご祝儀をもってさらに師匠に握手。
幕が下りるのが止まった。
自分も何度もこの会場にいるが、これほど客が帰らずに拍手を続ける、そして熱い、大きな拍手を送るのを見たことがない。
素晴らしい空間に自分もいたことに感謝。

今日は1日、いろいろ落ち込んでいたが、すべてが帳消しにされた気がする。









終演後に、これだけtweetした。
かなり興奮していた。
だから落語は、芸術はたまらない。

帰途中、radioheadのKID Aを聴いてクールダウン。

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最近読んだ本

立川談志の正体: 愛憎相克的落語家師弟論立川談志の正体: 愛憎相克的落語家師弟論
著者:快楽亭 ブラック
販売元:彩流社
(2012-01-30)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る


彼のブログはいつも見ている。
冷静な判断が読んでて痛快ということもある。
彼の落語が面白いということもある。
自分で考えること、自分で判断することがいかに大切かを教わったのは、この師匠のおかげ。
その彼が、立川談志の死後に書いた本。
評価が非常に高いが、読んでみて納得。
お勧めです。




暴力団 (新潮新書)暴力団 (新潮新書)
著者:溝口敦
販売元:新潮社
(2011-09-16)
販売元:Amazon.co.jp
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手帳に、読みたい本のリストにずっと載っていた本。
なるほど、なるほど、なるほどと思ってしまった。
錦糸町にもよくいらっしゃる暴力団の方々。
残念ながら自分には接点が全くないため、映像の世界で推測するのみ。
でも、彼らも細々ながら生きていける社会でないと、うまくいかないものなのもしれないと、勝手に納得してしまった。


hasegawa_takeshi at 23:59|PermalinkComments(0)TrackBack(0) Clip to Evernote  | 演劇