October 2012

October 30, 2012

10/30 (火) 映画『演劇1』@シアターイメージフォーラム

仕事をしなければいけない、でも、休みたいとの葛藤。
何とか途中で仕事を切り抜け、渋谷に向かう。
時間的には休みだが、精神的に全然休めていない現実。
ああ、何とかしなければの想い。
自分がやっていることに対してとても後悔している自分。

渋谷のイメージフォーラムは、夜ということでそれほど混んではいなかったが、青年団の映画でしばらく客が呼べる(音楽系の映画だと1週間限定など多いから)という事実はやはりすごいと思った。



『演劇1』
@渋谷シアターメージフォーラム

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この映画は1から観た方がいいと心底思った。
やはり1が劇団内、そして2は外へ向けた内容。
そして1は、青年団の舞台を観たことがないと、内容把握は難しいだろう。
個人的には2のほうが面白いと思った。

もっと制作の場は自由なのかと思ったが、それとは逆に、平田オリザの頭の中に強烈な世界が出来上がっていることに驚き。
すべてが計算されているということ。
「人間は演じる生き物である、あるのはペルソナだけだ」と。

演じている演者さんはそれに対してどう思っているのかはわからないが、それであれだけ素晴らしい世界観が出来上がっている現実。

また、劇団運営の現実。
あくまでも健全な世界と見えた。

サンプルにしろ、彼の世界観から大きく幅立った人たちは、やはり彼の世界感の根底から何かを感じ取って、自分のものにしているということ。
確かに、アゴラ劇場で観たことのある舞台は、すべての完成度が非常に高い。

2の時も思ったが、もう少し短く編集すべき点、多々あります。
ただ、この世界観にどっぷりつかるのは悪くない。





hasegawa_takeshi at 23:59|PermalinkComments(3)TrackBack(0) 映像 | 演劇

October 25, 2012

10/25 (木) ある平日、そして世間ではドラフト会議

午後休みにして、神田で大勝軒。
今後のことをよく考える。
温泉に行こうと思ったが、自分の姿を見てやめる。
やるべきことをやる。
それだけ。

Electraglide2012参戦決定。
Yo La Tengoチケットゲットならず(馬鹿野郎だ)
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今日まで聞いていたCD

クラッシュクラッシュ
アーティスト:ボン・ジョヴィ
販売元:ユニバーサル インターナショナル
(2000-05-17)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る


自分はいつからか、BON JOVIが嫌いになった。
そしてこのアルバムはなぜ持っているのかわからないが、いまだによさが分からない。
単調に感じるのだ。




Rise & Fall of Ziggy Stardust: 40th AnniversaryRise & Fall of Ziggy Stardust: 40th Anniversary
アーティスト:David Bowie
販売元:Virgin Records Us
(2012-06-04)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る



久しぶりに聞いたが、とにかく雰囲気がいいアルバム。
これほどのコンセプトがしっかりしたアルバムって今ない。




Bullet in a Bible (W/Dvd) (Jewl)Bullet in a Bible (W/Dvd) (Jewl)
アーティスト:Green Day
販売元:Reprise / Wea
(2005-11-15)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る


実は生で彼らを見たことがないのに、ライブ盤はほとんど持っている。
今年もサマーソニックも行けず。





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今日まで読んでいた本

〈借金人間〉製造工場――“負債"の政治経済学〈借金人間〉製造工場――“負債"の政治経済学
著者:マウリツィオ・ラッツァラート
販売元:作品社
(2012-06-20)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る



内容はともかく、読みづらい。
せっかく内容はいいのに。

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October 22, 2012

10/22 (月) 映画『演劇2』@渋谷 シアター・イメージフォーラム

仕事を早め切り上げ、渋谷に向かう。
久しぶりにシアター・イメージフォーラムへ。

渋谷で好きな映画館の一つ。
すでにたくさんの人がいた。
20分前についたが、すでに整理番号80番で、相当あとのほうだ。
待っているお客さんの中には、俳優さんもかなりいた。
知っている顔の方もいらっしゃる。
俳優さんのオーラが出ている。

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これまでに映画『選挙』『精神』で、ナレーションも音楽も挿入しない「観察映画」と呼ぶドキュメンタリーの方法を提唱し実践してきた想田和弘監督が、平田オリザが主宰する劇団「青年団」の創作現場にカメラを向け密着取材を試みた2部作の後編。合計300時間におよぶ撮影と、約2年にわたる編集の末完成したという。約60人の俳優と約20人のスタッフを抱える青年団の経営面の実情、その運営に不可欠である助成金に頼ることのない劇団経営方法の模索といった劇団をめぐる厳しい状況を紹介した上で、講演や政治家との懇親会、海外への進出といった平田の現実的な戦略を描いていく。演劇の世界を描きながら現代社会を見つめる想田監督の着眼点はさすがだ。

映画館に着いてから、今日は想田監督と平田オリザのトークショーがあることを知る。
それにしても、平日16時上映でほぼ満員とは大したもの。

映画は、3時間弱。
さすがに長かった。
もう少し編集で・・・というのは野暮か。
途中でトイレに立つ人多数。
自分もウトウトしてしまった。

内容は(おそらく)後編の位置づけで、劇団の現状を描いている。
助成金があって何とか運営できる状況で、平田オリザをはじめとする「青年団」がどう現代と向き合っていくかという話。
平田オリザの考えは、一般の人に、「演劇が存在する意味、社会にとって必要なものということ」を味わってもらわないとだめだという観点。
そのために、日本中を回っている。

映画の前半は、ワークショップ。
自分はワークショップというのはどういうものかを知らない(体験したことがない)ので、映像を観て結構衝撃的だった。
楽しそうなのだ。
平田オリザも相当ワークショップをやっているようで、ある意味鉄板な内容を持っているようだが、それにしても学生がどんどん元気になって生き生きと変わっていく姿はある意味では感動的。
自分も学生の時に受けたかったと素直に思った。
ワークショップの存在意義をしっかりと感じた。

助成金を得るために、演劇を理解してもらうために、政治家にかけあっている姿は以外だったが、努力しているんだと実感。
でも、そこに映っている政治家の姿は醜く見えたのは気のせいか。
彼らにペコペコしてお金を得るというのも皮肉。
現に、助成金がなければすぐに劇団はつぶれるという。

世の中に知ってもらうために、様々な活動を日本中、世界中にしている姿。
その一方、自分は何をしているのだと自省。
フランス語を勉強して舞台で操る劇団員。
その一方で自分は・・・。
その繰り返し。

一貫して言えるのは、平田オリザが全くブレていないこと。
芯が太く、わかりやすい。
これは彼の作品、彼の劇場に行っていつも思うが、この映画でもそれは変わらない。

結構全体で笑えます。
3時間弱、飽きない(長いが)。

観終わって、自分には何ができるか、と突きつけられた感じ。
でもとてもよかった。

最後に。
この映画はやはり「演劇1」から観たほうがいい気がした。
なんとなく(まだ観ていないが)



終演後、トークショー。

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想田監督もお話がうまく、平田オリザとうまくかみ合っていてあっという間に終わった感じ。
終演後もサインに気軽に応じていた。

その後新橋に移動。
Aの家族と食事。
かつお料理。

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今日まで聞いていたCD

ライヴ・イン・ジャパンライヴ・イン・ジャパン
アーティスト:ディープ・パープル
販売元:ワーナーミュージック・ジャパン
(2005-06-22)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る


超がつくほどの歴史的名盤を久しぶりに聞く。
新発見はないが、やはり聞き惚れる。
もう200回くらいは聞いている気がする。



James BlakeJames Blake
アーティスト:James Blake
販売元:Republic
(2011-03-22)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る


今年のフジロックフェスティバル、ホワイトステージのトり。
超満員の中で、静寂の中、黙々と演奏する彼。
ある意味では教会かどこかで聖なる音楽を聴いているような緊張感。
そして曲が終わった時の素敵な笑顔。
なんかすごい世界観の中にいるんだという実感。


今度はもっと近くで観たい。
そしてこのCDを職場で流すのはそれほどいないと思う(でもすごく良かった。)




TorchesTorches
アーティスト:Foster the People
販売元:Sony
(2011-05-24)
販売元:Amazon.co.jp
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また聞いてしまった。

hasegawa_takeshi at 23:59|PermalinkComments(97) 映像 | 音楽

October 17, 2012

10/17 (水) 映画 「レッド・ツェッペリン〜祭典の日(奇跡のライブ)」を観る



休み二日目。
久しぶりの2連休であるが、朝寝坊。
トーストで朝食。


とにかく雑用を貯めすぎ。
午後、渋谷に出て買い物。
ペンのインクで1万円、またレコファンでCD2枚。
2枚以上買うと1枚あたり200円引きはいいものですな。


「レッド・ツェッペリン〜祭典の日(奇跡のライブ)」
@TOHOシネマズ 渋谷


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2007年12月にロンドンの02アリーナで行なわれたアトランティック・レコードの創設者アーメット・アーティガンのトリビュート・コンサート。そのヘッドライナーとして、たった一夜限りの奇跡的な再結成コンサートを行なったレッド・ツェッペリンのライヴ。世界中からこのライヴのチケットを入手しようと2000万人の人が応募し、若干18000人のみがチケットを手にした。そのプレミアチケットは、オークションで1枚のペアチケットに約1,900万円もの値をつける結果となった。「ブラック・ドック」「胸いっぱいの愛を」「天国への階段」など彼らの代表曲16曲を演奏している。




TOHOシネマズ渋谷の席はソールドアウト。
全世界同時上映で、サラリーマンの人の姿が多い。
たった2日間(世界とも)の上映で雰囲気も最高(あとで東京は1週間上映すると知る)

自分が知っている限りだと、生で観たのは渋谷陽一と伊藤政則と沢尻エリカが観たらしいが、自分は観ていないので何にも感傷はない。

ただ、実際に始まった映像は、圧巻の一言。
とにかくすごい。

30年前の曲であるが、全く色あせていない。
4人で奏でる音楽は最強。
まるでフェスティバルで演奏を観ているのような臨場感。
映像に細工はなく、ただ流しているだけ。
たまに、ファンが撮った映像を挟んでいるのはご愛嬌。
多くのスタジアムのファンが録画していた。

30年前の曲が、現代でも普遍的に通用する事実がすごい。
それを「どうだ」と言わんばかりに当たり前のように演奏する3人。

ロバートプラントは前半は声が出ていなかったが、後半に進みにつれて、奇跡的なグルーブを生み出す。
そしてジミーページはとにかく格好いい。
演奏もさることながら素晴らしい展開の曲、有無を言わさないリフ。
それを余裕の表情で弾いていくのは、言葉が出ない。
さらに、ジョンポールジョーンズのギターテクニックはすごい。
この人がいるからこそ、ツェッペリンの曲がしっかりと芯をもって立っているのだと実感。
キーボードを弾くなんて知りませんでした。
さらに、立役者、ジョン・ボーナムの息子ジェイソン・ボーナム。

当然ながら、自分は彼らの現役時代の活動状態を知らない。
どんなライブをしていたかは知らず、当時と比べてどうかと評論できない。
ただ言えることは彼らの奏でる音楽が普遍性を持ち、現役として十分に耐えうるパワーを持っているということ。
昔の曲をやる同窓会的なものではなく、強力なライブとなって昇華しているのだ。
もう60歳に近い3人が集まっても。
まさに人間が奏でるケミストリー。

特に圧巻だったのは、Kashmir。
こんなに素晴らしい曲だったのかと驚いた。


(これはファンの映像/いつ消されるかはわからないが)

この映像を体験しないのは本当に損である。
本物のロックンロール。
力強さ。
ぜひ多くの人に体験してもらいたいと思う。



あまりにもすごくて興奮した。






Celebration Day (Deluxe Edition, 2CD,+Blu-Ray+DVD, CD sized digipak)Celebration Day (Deluxe Edition, 2CD,+Blu-Ray+DVD, CD sized digipak)
アーティスト:Led Zeppelin
販売元:Atlantic
(2012-11-19)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る





帰り、雨で図書館から借りた本を雨で濡らしてしまう。



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今日まで聞いていたCD


Small Craft On A Milk Sea [解説・ボーナストラック付き国内盤] (BRC275)Small Craft On A Milk Sea [解説・ボーナストラック付き国内盤] (BRC275)
アーティスト:Brian Eno
販売元:WARP RECORDS / BEAT RECORDS
(2010-10-20)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る


我が尊敬するブライアン・イーノの最新作のアルバム。
とても素晴らしい作品。
ただ、街中で聞いていてはいけない。




Sigh No MoreSigh No More
アーティスト:Mumford & Sons
販売元:Glassnote
(2010-02-16)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る


すっかりイギリスで有名になった。
自分もグランストベリーの映像を観て一発でノックダウンされた。
新作も全英1位。
素晴らしい。




hasegawa_takeshi at 23:59|PermalinkComments(96) 映像 | 音楽

October 16, 2012

10/16 (火) 映画『ボブ・マーリー/ルーツ・オブ・レジェンド』@角川シネマ新宿

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午前中雑務、午後自宅の大掃除。
衣替えを完全に終わらせ、風呂も大掃除。
トイレも部屋もきれいになった。



ボブ・マーリー/ルーツ・オブ・レジェンド
@角川シネマ新宿

監督: ケヴィン・マクドナルド
エグゼクティブプロデューサー : ジギー・マーリー,クリス・ブラックウェル

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ジャマイカに生まれ、レゲエを世界に広め、ラスタファリ運動の思想を背景とした音楽で今でも多大な影響を与え続けているボブ・マーリー。幼少時から受けてきた人種的な偏見、逆境に立ち向かう青年期、当時ジャマイカで血で血を洗う激しい政争を繰り広げていた人民国家党(PNP)とジャマイカ労働党(JLP)の抗争に巻き込まれたことを受けての亡命、2大政党の党首を壇上に上げ和解の握手をもたらした伝説のコンサート『One Love Peace Concert』、……。『ローリング・ストーン誌の選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガー』の第19位に選ばれるほど世界的なアイコンとなった彼の軌跡を、家族・友人・関係者らのインタビューや未公開映像を交えて追う。


とても評判が良い映画で、実際に観てみたが、よかった。
自分はボブ・マーリーはそれほど知らないほうになるだろうが、彼の人間性、そして世界への与えた影響をこの映画で目の当りにして驚いた。
評判のいい理由、それはこの映画がドキュメンタリーとしてとても優れていることだ。
そしてその理由は、この映画を見る限り、彼の人間性の素晴らしさだろう。
笑顔がステキで、人を惹きつける。
さらに彼が鳴らす音、特にリズムは普遍的なもの。
音楽が普及していないところで彼が与えた影響は自分の想像以上。
アフリカを含めて70年代のアフリカの解放の機運とあわせて、彼の存在はとても大きいものだということが分かった。
一人の人間の存在で世界が変わる、そうないことだ。
仮に奥さん以外に女がいて、子供も計11人いることをはっきりと映画で描いても、なんか憎めない(女性から見たらだらしないとなるのだろうが)
残念ながら、自分から見ては過去の人となるのだが、なぜ、これほど世界に影響を与えたかはよくわかった。
エンディングのシーンはとても感動的。

そして日本の来日の様子なども描かれています。
とてもおすすめな映画。




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今日読んだ本


下町ロケット下町ロケット
著者:池井戸 潤
販売元:小学館
(2010-11-24)
販売元:Amazon.co.jp
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図書館で借りてずっと読めなかった本。(したがって7日ほど遅延中)。
とても懐の深い作風で、一気に読み終わった。
そして読了感の満足度が高い。
知的財産権、そして大企業と中小企業との対立、そして社長と部下との人間模様。
整然としていて読みやすい。


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今日まで聞いていた音楽

Best of 1990-2000Best of 1990-2000
アーティスト:U2
販売元:Interscope Records
(2000-01-01)
販売元:Amazon.co.jp
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久しぶりの休み。

U2はベストにしたらダメ。
各アルバムごとに作風が異なるから、ベストにして聞くと、雑然としていて美味しくない。




Earthrise IIEarthrise II
アーティスト:Various
販売元:Edel
(2000-01-01)
販売元:Amazon.co.jp
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昔、ラブホテルに行ったらもらったアルバム。
それなりのアーティストが環境保護活動で曲が入っているが、全く記憶に残らない。
今考えても、その相関が分からぬ。



The Original SoundtrackThe Original Soundtrack
アーティスト:10cc
販売元:Universal I.S.
(1999-01-01)
販売元:Amazon.co.jp
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存在しない映画のサントラということでアルバムにした傑作。
曲のバラエティの豊かさと、作風の深さは素晴らしい。


hasegawa_takeshi at 23:59|PermalinkComments(0)TrackBack(0)  | 音楽