アルゼンチンタンゴ

June 27, 2010

6/27 (日) 映画「アルゼンチンタンゴ 伝説のマエストロたち」@ル・シネマ

DVC00007


仕事を終えて、半蔵門線で渋谷へ。
電車の中で、ひたすら本を飲み進める。
東京メトロのフリーペーパーで、夏の花火大会の特集。
急いで手帳に書き写す。

久しぶりだと思うが、ル・シネマに行く。
BUNKAMURAも1年ぶりくらいだろうか、洗練された施設に、クラクラする。
素晴らしい洗練さ。
しかし、もうすぐ改装するために一時休館するようだ。
どこを…?
それくらい、広々として、素晴らしい。

エレベータで開演15分前に着くと、整理番号は62番。
思ったよりも人が多いというのが、全員の感想だろうか。
日曜日夜は1000円でした。

DVC00009



アルゼンチンタンゴ 伝説のマエストロたち

監督:ミゲル・コアン
出演:オラシオ・サルガン レオポルド・フェデリコ
    マリアーノ・モーレス カルロス・ガルシーア
    ホセ・“ペペ”・リベルテ―ラ ビルヒニア・ルーケ

2008年/アルゼンチン/92分
配給:スターサンズ

2006年、ブエノスアイレスの最も古いレコーディングスタジオで、1940年代から50年代に活躍し、アルゼンチンタンゴの黄金時代を築いたスター達が感動的な再会を果たした。彼らはアルバム「CAFÉ DE LOS MAESTROS」に収録する歌を歌うためにこの場所にやって来たのだった。60〜70年もの演奏歴をもち、今なお現役で輝き続ける、まさに国宝級とも言えるマエストロたち。時を重ね人生の深みを増した歌声が響くなか、彼らは激動の歴史とともにアルゼンチンに脈々と生き続けてきたタンゴの魅力と自らの思い出を語り始める。
ミラノ・スカラ座、パリ・オペラ座に並ぶ世界三大劇場のひとつであるブエノスアイレスのコロン劇場。真夏の一夜、タンゴの歴史をつくりあげた偉大なる巨匠(マエストロ)たちが一堂に会したそのとき、二度とは観ることのできない奇跡のステージの幕が開く。



読売新聞のレビューで、観たいと思ったのだ(同じ人もいたでしょう)

自分はタンゴについての知識がほとんどないので、この映画の前半で、国宝級の人達が延々と録音やリハーサルに集中しているシーンが流れても、残念ながらありがたみが分からず、ウトウトしてしまった。
タンゴの怪しい雰囲気に包まれて、仕事終わりでほっとしたところもあるのだろう。

そしてコンサート。
なぜかわからないが、ここから体がシャキッと目が覚めた。
身震いするほどの素晴らしい演奏。

みなさん、おじい様、おばあ様であるが、恐ろしい程のテクニック。
年を感じさせない素晴らしい演奏。
繰り返すが身震いした。

記録映画のようなテイストで、でも撮影などの技術は超一流の出来。
映像も素晴らしい。

残念ながら、コンサートのシーンが思ったよりも短く、もっともっと見せてほしかったが、記録映画としての意味合い、このメンバーがそろったことに対しては、やはりこの映画の編成の仕方になるのは、仕方ないことだと納得。
もっと、タンゴについて知るようになると、もっとこの映画は楽しめるのだろう。



ル・シネマで映画を観ている時に、空調の不安定さが気になった。
エコだろうが、やや暑いときと、涼しいときの差が気になった。
改装は、こういうことなのか。





hasegawa_takeshi at 23:59|PermalinkComments(41)