信濃町

October 27, 2010

10/27 (水) 観劇 文学座アトリエ60周年記念公演 『ダーウィンの城』@文学座アトリエ

久しぶりに一日晴れて、しかも前日快く酔ったため、起床8時30分。
本当は登山のつもりだったが、ポジティブに考えて、起床。
とても気持ちよく晴れたため、さっそく着替えて朝ごはん。
お手製のカレー2杯。
まあまあのお味。

午前中から午後にかけて、衣替えとクローゼットの改革、洗濯、そしてクローゼットの中の蒲団を全部干す。
そして掃除。

とっても気持ちの良い一日でした。

でも夕方から涼しく、いや、寒くなってきたというべきか。

新小岩から信濃町まで30分弱かけて移動。
開演1時間前についてしまったので、ぶらぶら歩くと、やはり信濃町は創価学会の町なんですね、と改めて実感。
ベローチェで手帳整理。



文学座アトリエ60周年記念公演 『ダーウィンの城』@文学座アトリエ
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私たちは、過去に私たちと同じ人間の犯した数々の不幸(戦争など)を語るとき、無条件に"今はそんな時代ではないが"、もしくは"私たちはそうは行動しないが"的に思考し、あくまでそうならないために、つまり、戒めとして過去の事例を引き合いに出すという性癖をもっている。

では果たして現実はどうなのか?

今、この時、私たちの生活の中で、私たちが意識せぬままに"なにか"が進行しつつあるのではないか?

「安全」と「監視」を題材に、今の私たちを切り取ってみる。


作/鐘下辰男
演出/高橋正徳
出演/吉野由志子、征矢かおる、藤?あかね、牧野紗也子、金内喜久夫、中村彰男、大原康裕、高橋克明、櫻井章喜、石橋徹郎、植田真介、川辺邦弘、斉藤祐一



久しぶりに感性を刺激される舞台だった。
鐘下 辰男作品、本当に久しぶり。

セキュリティーを重視した高層マンションが舞台。
オートロック付のマンションは、実は密室だから危ないという盲点を、よりリアルに演じているのが印象だった。

特にシーンの展開が次々に繰り広げられて、観ていてゾクゾクするスリル感はたまらなかった。

ただ、演出の都合なのか、暴力シーンが過剰すぎる。
必要ないよ、それほどと思ってしまう。
演じている方、演出している方で必要と思っているのだろうが、こちら側の世界ではそれほど求めていない。
長いよ。
それだけは感じた。

毎日生きていて、なんとなくボーっと生きていて、それで現実を突きつけられる瞬間がそこにはあった。
眠っている感覚がよみがえってきた感じだ。

まあ、デートで見るのにはきつい舞台だ。


帰りはホッケを買って、初めて自分で焼いてみる。
微妙な焼き加減。

hasegawa_takeshi at 23:59|PermalinkComments(68)