鐘下
June 27, 2007
6/27(水) 「かげろふ人」と「社長放浪記」
馬鹿だなと思いながら、一日2本舞台鑑賞。
チケットを取ってしまったのだ。
昼の部
演劇企画集団 THE・ガジラ
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・京都
かげろふ人」
森下ベニサン・ビットにて
ベニサン=紅三という意味だということを、森下駅で知る。
会社なんですね。
実はこの公演は2回目。
この集団の舞台を観て、人生観が大きく変わった、そのくらいの衝撃を受けたのだ。
演劇しかできないもの。
それをずっと提供してくれる。
考えてみれば、もう10年近く、すべての公演を観ているのだ。
今回は、20周年記念で、再演。
出演者も、大変な実力者達。
千葉哲也
若松武史
塩野谷正幸
河野洋一郎
大久保鷹
西山水木
実は、初日に観にいて、2回目が千秋楽。
どちらも平日であるが、超満員。
会員になっているので、前のど真ん中での観劇。
感謝。
脚本の若さと勢いを感じるが、初日に比べると、分かりやすさが増して、リズムもよく、面白さが倍増。
テレビを見ている時間が無駄に思える、至極な時間。
洗練された舞台上。
殺ぎ澄まされた台詞。
効果的な音楽、照明。
自分の主義主張と、現実(=金)の狭間で。
人間として、自分はどう生きているだろうか。
江戸時代の話であっても、完全に現代社会の歪み、現実をヒシヒシと感じた。
そのために自分の命をかける男たち。
そういう意味で、命を捨てるというのは現実逃避としては有効手段で在ったのかもしれない。
武士という生き方で。
現代はその逃げ場がなく、自害という形、引きこもりという形になってしまうのだろう。
嘔吐シーンは、杏仁豆腐と分かって、安心。
でも、結構つらい。
名優と極上の脚本と演出によって、幸せな時間を過ごすことができた。
新宿に移動。
ABCマートでサンダルを購入。
2秒で選ぶ。
レジの対応に激怒。
ちょっと後悔。
時間があったので、新宿から下北沢まで徒歩。
思ったより遠いと思ったのは、自分の不摂生のせいだろう。
大量の汗が。
でも、渋谷区は街が洗練されている。
夜の部
三谷幸喜脚本
「社長放浪記」
下北沢 本多劇場にて
伊東四朗
佐藤B作
三宅裕司
・
藤澤恵麻
・
山口良一東貴博
伊東孝明
河本千明・
中村メイコ
この出演者を観て、絶対に観ておこうと思いますよね。
結果的には、つまらない。
みなさま有名人だということは、分かります。
お忙しいのも、理解できます。
でも、すべてが手抜き。
スケジュールが皆さんで合わないから、全員が総出のシーンがない。
演出は、三宅裕司もともと、自分で劇団をひっぱて来た人間だから、お山の大将が抜けていない。
彼が面白いのは、S.E.Tで言えば小倉久寛のような名脇役がいるからだということを実感。
演出している人間が、演じており、仕切り屋が舞台上でも仕切っているから、見ていて不愉快。
親子競演の意味は?
脚本も、驚くほどの低レベル。
状況説明に、45分。
2時間の舞台で。
高校生の文化祭でももっと高いレベルのがあるのではないか。
唯一の興味深いシーンは、伊東四郎氏と中村メイコ氏の2人のシーン。
アドリブも効いているのだと思うが、とても面白い。
でも、金返せ! と観終わって思ってしまいました。
せこいけれど。
対照的な舞台を2本。
チケットを取ってしまったのだ。
昼の部
演劇企画集団 THE・ガジラ
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・京都
かげろふ人」
森下ベニサン・ビットにて
ベニサン=紅三という意味だということを、森下駅で知る。
会社なんですね。
実はこの公演は2回目。
この集団の舞台を観て、人生観が大きく変わった、そのくらいの衝撃を受けたのだ。
演劇しかできないもの。
それをずっと提供してくれる。
考えてみれば、もう10年近く、すべての公演を観ているのだ。
今回は、20周年記念で、再演。
出演者も、大変な実力者達。
千葉哲也
若松武史
塩野谷正幸
河野洋一郎
大久保鷹
西山水木
実は、初日に観にいて、2回目が千秋楽。
どちらも平日であるが、超満員。
会員になっているので、前のど真ん中での観劇。
感謝。
脚本の若さと勢いを感じるが、初日に比べると、分かりやすさが増して、リズムもよく、面白さが倍増。
テレビを見ている時間が無駄に思える、至極な時間。
洗練された舞台上。
殺ぎ澄まされた台詞。
効果的な音楽、照明。
自分の主義主張と、現実(=金)の狭間で。
人間として、自分はどう生きているだろうか。
江戸時代の話であっても、完全に現代社会の歪み、現実をヒシヒシと感じた。
そのために自分の命をかける男たち。
そういう意味で、命を捨てるというのは現実逃避としては有効手段で在ったのかもしれない。
武士という生き方で。
現代はその逃げ場がなく、自害という形、引きこもりという形になってしまうのだろう。
嘔吐シーンは、杏仁豆腐と分かって、安心。
でも、結構つらい。
名優と極上の脚本と演出によって、幸せな時間を過ごすことができた。
新宿に移動。
ABCマートでサンダルを購入。
2秒で選ぶ。
レジの対応に激怒。
ちょっと後悔。
時間があったので、新宿から下北沢まで徒歩。
思ったより遠いと思ったのは、自分の不摂生のせいだろう。
大量の汗が。
でも、渋谷区は街が洗練されている。
夜の部
三谷幸喜脚本
「社長放浪記」
下北沢 本多劇場にて
伊東四朗
佐藤B作
三宅裕司
・
藤澤恵麻
・
山口良一東貴博
伊東孝明
河本千明・
中村メイコ
この出演者を観て、絶対に観ておこうと思いますよね。
結果的には、つまらない。
みなさま有名人だということは、分かります。
お忙しいのも、理解できます。
でも、すべてが手抜き。
スケジュールが皆さんで合わないから、全員が総出のシーンがない。
演出は、三宅裕司もともと、自分で劇団をひっぱて来た人間だから、お山の大将が抜けていない。
彼が面白いのは、S.E.Tで言えば小倉久寛のような名脇役がいるからだということを実感。
演出している人間が、演じており、仕切り屋が舞台上でも仕切っているから、見ていて不愉快。
親子競演の意味は?
脚本も、驚くほどの低レベル。
状況説明に、45分。
2時間の舞台で。
高校生の文化祭でももっと高いレベルのがあるのではないか。
唯一の興味深いシーンは、伊東四郎氏と中村メイコ氏の2人のシーン。
アドリブも効いているのだと思うが、とても面白い。
でも、金返せ! と観終わって思ってしまいました。
せこいけれど。
対照的な舞台を2本。