ROCK
November 10, 2010
11/10 (水) 天気がいい時は
天気がいい休日。
髪を切り、買い物をして、有意義に過ごした。
元旦にマラソン大会に出ることにした。
_____________________________________
今日まで聞いていた音楽
Extra Width
アーティスト:Jon Spencer
Matador Records(1993-06-22)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る
何かよくわからないが、なぜか気持ちいいのだ。
パワーのある、全力疾走、でも、繊細なのだ。
Green Desert
アーティスト:Tangerine Dream
Castle(2003-01-13)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る
なぜこのアルバムを聞くことになったが、きっかけを忘れてしまったのだが、よい。
自分にとって、こういう音楽は自分にとって鉄板です。
あと、サマーソニックで来日したAphex Twinのライブ音源。 おそらく、海賊版と言える代物。
今年のFuji Rock Festivalの2日目、Green Stageのトリの後に、special Guestとして夜11時くらいに観た、CHRIS CUNNINGHAM。
彼の映像の音楽が、Aphex Twinに行きつき、この音楽を聴くと不思議に気持ちい。
Amazon経由で、UKからアルバムを2枚購入してしまった。
やっとというべきだろうか、テクノミュージックに足を突っ込むようになった。
髪を切り、買い物をして、有意義に過ごした。
元旦にマラソン大会に出ることにした。
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今日まで聞いていた音楽
Extra Width
アーティスト:Jon Spencer
Matador Records(1993-06-22)
販売元:Amazon.co.jp
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何かよくわからないが、なぜか気持ちいいのだ。
パワーのある、全力疾走、でも、繊細なのだ。
Green Desert
アーティスト:Tangerine Dream
Castle(2003-01-13)
販売元:Amazon.co.jp
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なぜこのアルバムを聞くことになったが、きっかけを忘れてしまったのだが、よい。
自分にとって、こういう音楽は自分にとって鉄板です。
あと、サマーソニックで来日したAphex Twinのライブ音源。 おそらく、海賊版と言える代物。
今年のFuji Rock Festivalの2日目、Green Stageのトリの後に、special Guestとして夜11時くらいに観た、CHRIS CUNNINGHAM。
彼の映像の音楽が、Aphex Twinに行きつき、この音楽を聴くと不思議に気持ちい。
Amazon経由で、UKからアルバムを2枚購入してしまった。
やっとというべきだろうか、テクノミュージックに足を突っ込むようになった。
September 27, 2010
9/27 (月) Special Others
やるべきことが多くて、もしかしたら漏れがあるのではないかとの疑念が。
こういう時に手帳をもっと活用できているのだといいのだが。
やっと、上司Mが降格。
旧上司Sが復帰するとのこと。
朝、都営新宿線がストップ。
朝一大事な仕事があるときに限って…。
今年のFujirock Festivelの総集編(CSで放送された)を観て、今年は観ていないのだが、Special Othersが何故かはまってきたのだ。
昨年か一昨年にField Of Heavenで生で観て、圧倒されたのはよく覚えていた。
そして今年は生で観ていないにも関わらず、総集編を観て大変なデジャブ、よく覚えているものだが、それくらい自分の頭の中にはよい思い出だったのだろう。
今年はライブが日曜日にZEPP TOKYOであるが、すでに売り切れ。
残念だが、好きな人がそれくらいいるのもうれしいもので。
彼らの演奏を観て、自分の音楽の世界観が広がった。
感謝、感謝です。
こういう時に手帳をもっと活用できているのだといいのだが。
やっと、上司Mが降格。
旧上司Sが復帰するとのこと。
朝、都営新宿線がストップ。
朝一大事な仕事があるときに限って…。
今年のFujirock Festivelの総集編(CSで放送された)を観て、今年は観ていないのだが、Special Othersが何故かはまってきたのだ。
昨年か一昨年にField Of Heavenで生で観て、圧倒されたのはよく覚えていた。
そして今年は生で観ていないにも関わらず、総集編を観て大変なデジャブ、よく覚えているものだが、それくらい自分の頭の中にはよい思い出だったのだろう。
今年はライブが日曜日にZEPP TOKYOであるが、すでに売り切れ。
残念だが、好きな人がそれくらいいるのもうれしいもので。
彼らの演奏を観て、自分の音楽の世界観が広がった。
感謝、感謝です。
hasegawa_takeshi at 23:59|Permalink│Comments(5)│
August 01, 2010
8/ 1 (日) 「Fuji Rock Festival 2010/フジロックフェスティバル2010」 3日目
3日目。
ここまで反省すべきということは、宿に泊まるということ、3日間いるということは荷物が多いということ。
それでなくても、Tシャツなどを多く持ってきてしまって、ザックは30リットルであるが、やはり邪魔だった。
意外と重いし。
そんなことは予想できたが、昨年の雨が降ったら…、ものすごく晴れたら…などいろいろ考えた上での行動であるが、やはりバカだった。
というのは、このフェスティバルでは荷物の預かりを実施して、ケチって使わなかったのだ。
ということで3日目は荷物をほぼすべて預ける。
コロンブスの卵ではないが、もっと早めにやるべきだった。
1日500円、高くはないと思うが。
【 以下、すべての写真をクリックすると、別画面で拡大した写真をご覧いただけます。】
お世話になった宿です。
人間はよかったが、設備はね…。
苗場の宿は、料金によってだいぶ違うのだということを心した方がいいです。
どんな環境でも楽しまないと。
3日目も天気はやはり微妙。
朝は晴れているのだが、いかにもこれから何かありそうな…。
3日目は日曜日で、心なしか人が多い雰囲気。
しかし、3日目になると、朝からTシャツはほぼ完売。
今年のTシャツはデザインにインパクトがなく、かなり迷った。
こういうことは珍しいのではないか。
通常、フェスだとどれがいいか迷うのだが、今年は、「どれがまともか」で迷う有様。
もっとグッズを増やすべきかと、売れ残りをなくすかの狭間だろう。
3日目は、グッズはほとんど完売です。
今年から、宿での朝ごはんがなくなった。
最初はなんでかなと思ったが、考えてみれば3時くらいに就寝して、7時くらいに起こされるのはきつい。
今年から、苗場食堂での食券(1日500円分)がつく。
恥ずかしながら、苗場食堂をいままで利用したことがなかった。
理由は単純で、いつも大行列だからだ。
そのため、「苗場食堂」と言われ、「Oasis」全体のことと勘違いしていた。
毎年恒例のイギリスの屋台でイギリスビールとフィッシュ&チップスを食券で払おうとして、「これだめだ」と言われて、周知徹底していないのだなと感知がしていたのは昨日。
大変申し訳ございませんでした。
初めて苗場食堂を利用しましたが、この屋台、素晴らしいですな。
普通の屋台ではない食べ物ばかり。
トマトやキュウリの丸かじり、トン汁、味噌汁、とろろごはん、魚の塩焼き。
地元の人たちがやっている屋台です。
1,000円分、しっかり食べました。
Red Marqueに移動。
25th:Good 4 Nothing @ Red Marque (10:20〜)
朝一の日本人バンド。
微妙だった。
やはり世界で活躍している人たちとの差が大きく、見続けるのには微妙。
たとえば、Mongol800とかとの違いはなんだろう。
全身から出てくるオーラなんだよな、と思いつつ、すぐに移動。
26th:Asian Kung-fu Generation @ Green Stage (11:00〜)
本当は観る予定はなかったが、時間が余ったので…というのが正直なところ。
本当にすみません。
残念ながら、1曲しか見れなかったので、評価するべきではないが、彼らは客を盛り上げるよりも、いい曲を奏でる方に力を入れていることは、よくわかった。
昨日の雨のせいだろう、本当に地面のコンディションが悪いのです。
おかげでGreen Stageの真ん中は大きな田んぼ。
お客さんが全然いない状態になってしまうのは、仕方ないというべきか。
本当に申し訳ないが、1曲で移動。
Field Of Heaven、これが今日の朝一の目当て。
27th:Sunday Morning Jam @ Field Of Heaven (11:30〜)
普段接することがないジャムセッションかと期待したが、見事に裏切られた。
そしてまたもや日本人。
ストリートミュージシャンレベル。
内輪受けのMC。
もっと努力しろよ。
演奏もスカスカだが、お金をもらってやる音楽にしては、平凡かつ平凡。
ストリートミュージシャンの演奏を観に来ているわけではないわけだから。
またもやがっかり。
すぐに移動。
28th:Matt & Kim @ White Stage (11:50〜)
なんかこの時点で本当に悲しくなっていた。
今までこれほどはずればかりを経験していないので、自分の音楽へのレベルといいますか、いいと思う基準が上がってそう思うのであればいいが、明らかに拒否反応が激しいのだ。
したがって、ちょっと走り気味で来たWhite Stageだが、見事に期待をいい意味で裏切ってくれた。
The Ting Tingsと同じように二人組。
彼らも非常に才能があり、昨年のサマーソニックでも感動の演奏を味わったが、この二人組も、さすがと思わせる演奏を見せてくれた。
特にKimの楽しそうな演奏、あの笑顔は素晴らしい。
美人だし、あの笑顔は人を引き付ける。
White Stageのトップバッターだが、非常に存在感のある演奏、曲、大満足でした。
非常に盛り上がった。
大満足で、Green Stageに移動。
29th:Ocean Colour Scene @ Green Stage (12:30〜)
彼らも大ベテランであるが、非常に貫禄のあるステージ。
安定感がすごい。
それまでの日本人のアーティストのストレスが、水に流れていく演奏。
サーっと気持ちよく時間を過ごしていくことができている。
このあたりから気づくのは、このGreen Stageに異臭が漂っていることなのだ。
それは、田んぼ状態になっている地面が、発酵している感じなのだ。
土のグラウンドに水がたっぷりしみこみ、人たちが味で踏みしめて、しかも体熱によって発酵している感じなのだ。
演奏は見事。
真ん中に人がいないところが、田んぼ状態になっているところです。
大満足でWhite Stageに移動しました。
30th:難波 章浩 -Akihiro Nanba- @ White Stage (13:25〜)
彼も非常に期待していた。
が、大きく期待はずれのステージでした。
ハイスタンダードのメンバー、ボーカリストということはいうまでもないが、演奏もスカスカ、一番の問題である、覇気が感じられない。
演奏も、曲も、MCも。
一番それを印象づけたのは、「Stay Gold」を演奏したとき。
いままであまり盛り上がっていないステージがいきなり大盛り上がり大会になる。
そして、曲が終わると、一気に客が引いていく。
彼の顔は笑っていなかった。
今回のステージは観ていないが、KEN YOKOYAMAとの大きな差を感じる瞬間。
観ている客も正直。
彼のMCを聞くと、ある意味ではヤバイ精神状況なのだとわかる。
名を馳せたバンドが解散してソロになって、厳しい現実であるが、常に「今」、いい曲を作り、いい曲を演奏して、皆を満足させなければ、右肩下がりに落ちていく、その現実を味わった瞬間。
普段は温かいフジロックフェスティバルのお客さんだが、このステージは非常に厳しい時間。
演奏もスカスカなのが、なんといえばいいか運も突き放したように感じた。
今回のフェスティバルでがっかりした瞬間の一つ。
こういうことはしっかり言わないと。
31th:Upendra and friend plus Mr.Sunll and Babu @ NEW POWER GEAR Stage / Gypsy Avalon (13:45〜)
Patti Smithも立ったこのステージ。
傷ついた心を癒すために、はじめてこのステージで演奏を見た。
雨で環境がよくないが、それでも 、小さなステージでも、一生懸命自分の演奏をしている人たちがいるという現実。
それなのに、今日はなぜ、はずれが多いのだろうということばかり思っていた。
しかし、この演奏は癒されました。
32th:Mallacan @ Orange Court / Orange Court (14:40〜)
今回のベストアクトの1つ。
スペインの自治州であるアラゴン州出身のバンドであり、言葉がアラゴン語(世界でも希少な言語のようです)でMCがまったくわからなかったが、音楽は万国共通。
とくにOrange Courtにはトランペットのような吹奏楽器が盛り上げる。
いままでのストレスを発散するように、盛り上がる。
ステージが始まるまでは客が少なかったが、終わるころには超満員。
踊って歌って踊って歌って、踊って歌いました。
モッシュピットがたくさん発生しました。
やっと元気になりました。
ありがとう!!
33th:JJ Gray & Mofro @ Field Of Heaven (16:10〜)
大汗をかいて、涼しくなった会場で大満足。
つづいてのステージは非常にクール。
しかし安定感は抜群。
これだよ、これ、と思いながら、2曲だけ観る。
やっと元気になってきた。
34th:Foals @ White Stage (16:40〜)
今回のベストアクトの一つ。
正直言って、期待よりもはるかに上だった。
もう、才能の塊というしかない。
事前に予習をしていないので、演奏も曲も初体験であった。
やはり自分の受け入れる器をはるかに超えている演奏であったため、全体を把握するのにしばらく時間がかかったが、やはり体が自然に動いてしまう、本能にしっかりと響いてしまうのは、やはり素晴らしい。
なんかタンパクな感じで、しかししっかりと固めている演奏、進むにつれて、このフェスティバルに参加できてよかったと思った。
大盛り上がり大会で終了。
大満足です。
3日目の夕暮れ。
決して晴れてはいなかったが、心地よい快感。
Field Of Heavenに移動。
35th:Diane Birch @ Field Of Heaven (18:00〜)
実はこの時間くらいから、たくさんのお客さんのGreen Stageへの移動が始まっていた。
そのため、ほかのステージはお客さんがどんどん減っていっている現状があった。
彼女たちも非常に素晴らしい演奏をしているのだが、申し訳ないが、やや物足らなく感じてしまったのは否定できない。
逆に言えば、それほど、「Atoms For Peace」への期待が大きかったのだ。
演奏は素晴らしく、Field Of Heavenにマッチしていた気持ち良い音楽でした。
しかし、今思うと、隣のステージに移動していた。
36th:Quasimode @ Orange Court (18:20〜)
日本人のグループ。
会場を見渡してみると、Green Stageへの人の流れは大きなものになっていた。
今思い出すと、それだけ顕著だったのだ。
しかし、演奏は非常にタイト。
時間帯としてとても難しい環境であったが、自分たちの音楽をしっかりとこなしている印象。
10分ほどしかいなかったが、非常に好感を持てた。
そして自分もGreen Stageへ移動。
もはや大きな人の流れになっていた。
あまりにも人の流れが多いので、本当にあせった。
ビールも買わずに、場所をとることに力を入れた。
Green Stageは、雨が降ると真ん中あたりが土に水が混ざり、田んぼ状態になるため、通常はそのあたりには人がいないことが多い。
しかし、次の公演ではそんなことは言ってられない。
どんどん人が流れ込んでくる。
少なくても自分が知っている限り、人がたくさんいるGreen Stage。
トリではないが、この盛り上がり、期待がすごい。
トリではないが、人の流入の激しさはいままであまり見たことがない。
超満員。
37th:Atoms For Peace @ Green Stage (19:10〜)
すべてのステージを見たわけではないが、自分の数年のフジロックの経験の中で、これほど観客に期待を大きく持たれているグループはないだろう。
こういうアーティストを日本に呼ぶSmash、すごいと思う。
そして始まった演奏。
なんじゃこりゃ、というのが正直な感想。
いろいろ3日間観てきたが、「すごい」の一言。
圧倒的に、はるかに超越している。
このフェスティバルは、自分の価値観、価値基準、判断基準を大きくひろげてくれる(自分にとって)新しい才能に出会うことができる。
Radioheadは生で演奏を見たことがないため、トム・ヨークを初めて生で見るが、こんなオチャメな人なのだと驚いた。
たくさん踊っていて、笑ってしまった。
1時間超の演奏だったが、完全にトリの風格。
そして大自然の中で、演奏に、空気に、酔いしれていた。
1. The Eraser
2. Analyse
3. The Clock
4. Black Swan
5. Skip Divided
6. Atoms For Peace
7. And It Rained All Night
8. Harrowdown Hill
9. Cymbal Rush
10. I Might Be Wrong
11. Give Up The Ghost
12. Videotape
13. Paperbag Writer
14. Judge, Jury and Executioner
15. Hollow Earth
16. Feeling Pulled Apart By Horses
完全に満足したライブを1回分味わった、おなか一杯で終了。
ありがとう!
3日間が終る哀愁が自分の中で味わいながら、次のステージに移動。
もう終わってしまう、と心の中で感じながら。
そしてField Of Heavenはいつも変わらず、温かく、そして洗練されていた。
このグループも非常に楽しみにしていた。
38th:Moe. @ Field Of Heaven (20:00〜)
雨が降り始めていたが、ジャムバンドとして非常に盛り上がっていた。
3人だが、とても厚い演奏、ブレがなく、非常にうまい。
観客もそれぞれが勝手に踊っていた、という感じ。
しかも、1曲が長い。
途中から観て、普通に40分やっていた。
でも、長いとは全く思わない。
途中から、時計を見ながら、ニヤニヤしていた。
さすがジャムバンド。
YesやDream Theaterなんてなんのそのの長さ。
飽きさせないのだから、すごい。
と思ったら、休憩に入る。
途中から観たので、一瞬驚いたが、周りのお客さんは馴れたもの(のように感じた)。
2部制だったのです。
30分くらいだろうか(覚えていないのですが)休んだが、特に移動することなく、Field OF Heavenの雰囲気を感じていた。
来年も再来年も来れるだろうか、その時も幸せに生きているだろうか、そんなことを思いつつ、疲労感と一緒に酔いしれていた。
2部も1時間30分で2曲、こういう音楽を聞けることはこのフェスティバルに来ないと聞けないし、それを録画している(雨の中なのに)も本当にすごい。
いい気持ちで終わり。
もうこの段階で、自分の中で終わった気持ちでいっぱい。
いい音楽を聴いて観て、ここちよい疲労感にあふれ、とても幸せでした。
マラソン大会に参加してゴールした時の解放感のようです。
39th:Belle And Sebastian (22:10〜)
戻りながら、実は彼らも実際に観たかった。
おそらくアンコールの時だったと思う。
このステージも非常に幻想的に、しかし美しく、幸せな時間が過ぎた。
1曲と半分しか観られなかったが、とても印象的でした。
さすがに3日間参加で、肉体的にも結構疲労がたまっていたのだろう。
気持ちがすがすがしく、達成感にあふれていた。
しかし、肉体的な疲労が、そうさせていたのかもしれない。
大満足でステージが終った。
このころから、雨がポツポツきており、あと1時間ほど時間があったが、もう帰りのバス(1時30分発)に向けて移動し始めた。
時間的には余裕があるが、もう十分という満足感にあふれていた。
ところが…
40th:SPECIAL GUEST:Scissor Sisters @ Green Stage (23:40〜)
Green Stageは盛り上がっていた。
この時間、日付変わって0時20分ごろ。
雨が結構降り始めていたが、ぱっとみてGreen Stageは人が満員いたように見えた。
この瞬間、「負けた」と思った。
別に何かに負けたわけではないが、みなさんが3日間の最後の夜でもこれだけ元気なのを観て、まだまだ甘いなと思った。
思わず、苦笑い、しかし大満足で、2曲ほど観た。
しかしこんな時間までライブをブッキングするSmashもすごい。
そして観ている方たちもすごい。
ご馳走様でした。
その後、大雨が降りまして、着替えなどもままならないまま、夜行バスの乗り場に向かう。
基本的にこのステージでは雨をしのげるところはほとんどないため、大変だった。
しかも、夜行バスの乗り場に人たちが大集結してしまい、スタッフの人数の大幅な不足のため、大混乱。
よくわからない大行列ができ、最後の最後でストレスが溜まってしまったが。
ただ、疲労困憊なので、もうどうでもいいやと。
今思うと、気づいたらバスに乗り、帰っていました。
ここまで反省すべきということは、宿に泊まるということ、3日間いるということは荷物が多いということ。
それでなくても、Tシャツなどを多く持ってきてしまって、ザックは30リットルであるが、やはり邪魔だった。
意外と重いし。
そんなことは予想できたが、昨年の雨が降ったら…、ものすごく晴れたら…などいろいろ考えた上での行動であるが、やはりバカだった。
というのは、このフェスティバルでは荷物の預かりを実施して、ケチって使わなかったのだ。
ということで3日目は荷物をほぼすべて預ける。
コロンブスの卵ではないが、もっと早めにやるべきだった。
1日500円、高くはないと思うが。
【 以下、すべての写真をクリックすると、別画面で拡大した写真をご覧いただけます。】
お世話になった宿です。
人間はよかったが、設備はね…。
苗場の宿は、料金によってだいぶ違うのだということを心した方がいいです。
どんな環境でも楽しまないと。
3日目も天気はやはり微妙。
朝は晴れているのだが、いかにもこれから何かありそうな…。
3日目は日曜日で、心なしか人が多い雰囲気。
しかし、3日目になると、朝からTシャツはほぼ完売。
今年のTシャツはデザインにインパクトがなく、かなり迷った。
こういうことは珍しいのではないか。
通常、フェスだとどれがいいか迷うのだが、今年は、「どれがまともか」で迷う有様。
もっとグッズを増やすべきかと、売れ残りをなくすかの狭間だろう。
3日目は、グッズはほとんど完売です。
今年から、宿での朝ごはんがなくなった。
最初はなんでかなと思ったが、考えてみれば3時くらいに就寝して、7時くらいに起こされるのはきつい。
今年から、苗場食堂での食券(1日500円分)がつく。
恥ずかしながら、苗場食堂をいままで利用したことがなかった。
理由は単純で、いつも大行列だからだ。
そのため、「苗場食堂」と言われ、「Oasis」全体のことと勘違いしていた。
毎年恒例のイギリスの屋台でイギリスビールとフィッシュ&チップスを食券で払おうとして、「これだめだ」と言われて、周知徹底していないのだなと感知がしていたのは昨日。
大変申し訳ございませんでした。
初めて苗場食堂を利用しましたが、この屋台、素晴らしいですな。
普通の屋台ではない食べ物ばかり。
トマトやキュウリの丸かじり、トン汁、味噌汁、とろろごはん、魚の塩焼き。
地元の人たちがやっている屋台です。
1,000円分、しっかり食べました。
Red Marqueに移動。
25th:Good 4 Nothing @ Red Marque (10:20〜)
朝一の日本人バンド。
微妙だった。
やはり世界で活躍している人たちとの差が大きく、見続けるのには微妙。
たとえば、Mongol800とかとの違いはなんだろう。
全身から出てくるオーラなんだよな、と思いつつ、すぐに移動。
26th:Asian Kung-fu Generation @ Green Stage (11:00〜)
本当は観る予定はなかったが、時間が余ったので…というのが正直なところ。
本当にすみません。
残念ながら、1曲しか見れなかったので、評価するべきではないが、彼らは客を盛り上げるよりも、いい曲を奏でる方に力を入れていることは、よくわかった。
昨日の雨のせいだろう、本当に地面のコンディションが悪いのです。
おかげでGreen Stageの真ん中は大きな田んぼ。
お客さんが全然いない状態になってしまうのは、仕方ないというべきか。
本当に申し訳ないが、1曲で移動。
Field Of Heaven、これが今日の朝一の目当て。
27th:Sunday Morning Jam @ Field Of Heaven (11:30〜)
普段接することがないジャムセッションかと期待したが、見事に裏切られた。
そしてまたもや日本人。
ストリートミュージシャンレベル。
内輪受けのMC。
もっと努力しろよ。
演奏もスカスカだが、お金をもらってやる音楽にしては、平凡かつ平凡。
ストリートミュージシャンの演奏を観に来ているわけではないわけだから。
またもやがっかり。
すぐに移動。
28th:Matt & Kim @ White Stage (11:50〜)
なんかこの時点で本当に悲しくなっていた。
今までこれほどはずればかりを経験していないので、自分の音楽へのレベルといいますか、いいと思う基準が上がってそう思うのであればいいが、明らかに拒否反応が激しいのだ。
したがって、ちょっと走り気味で来たWhite Stageだが、見事に期待をいい意味で裏切ってくれた。
The Ting Tingsと同じように二人組。
彼らも非常に才能があり、昨年のサマーソニックでも感動の演奏を味わったが、この二人組も、さすがと思わせる演奏を見せてくれた。
特にKimの楽しそうな演奏、あの笑顔は素晴らしい。
美人だし、あの笑顔は人を引き付ける。
White Stageのトップバッターだが、非常に存在感のある演奏、曲、大満足でした。
非常に盛り上がった。
大満足で、Green Stageに移動。
29th:Ocean Colour Scene @ Green Stage (12:30〜)
彼らも大ベテランであるが、非常に貫禄のあるステージ。
安定感がすごい。
それまでの日本人のアーティストのストレスが、水に流れていく演奏。
サーっと気持ちよく時間を過ごしていくことができている。
このあたりから気づくのは、このGreen Stageに異臭が漂っていることなのだ。
それは、田んぼ状態になっている地面が、発酵している感じなのだ。
土のグラウンドに水がたっぷりしみこみ、人たちが味で踏みしめて、しかも体熱によって発酵している感じなのだ。
演奏は見事。
真ん中に人がいないところが、田んぼ状態になっているところです。
大満足でWhite Stageに移動しました。
30th:難波 章浩 -Akihiro Nanba- @ White Stage (13:25〜)
彼も非常に期待していた。
が、大きく期待はずれのステージでした。
ハイスタンダードのメンバー、ボーカリストということはいうまでもないが、演奏もスカスカ、一番の問題である、覇気が感じられない。
演奏も、曲も、MCも。
一番それを印象づけたのは、「Stay Gold」を演奏したとき。
いままであまり盛り上がっていないステージがいきなり大盛り上がり大会になる。
そして、曲が終わると、一気に客が引いていく。
彼の顔は笑っていなかった。
今回のステージは観ていないが、KEN YOKOYAMAとの大きな差を感じる瞬間。
観ている客も正直。
彼のMCを聞くと、ある意味ではヤバイ精神状況なのだとわかる。
名を馳せたバンドが解散してソロになって、厳しい現実であるが、常に「今」、いい曲を作り、いい曲を演奏して、皆を満足させなければ、右肩下がりに落ちていく、その現実を味わった瞬間。
普段は温かいフジロックフェスティバルのお客さんだが、このステージは非常に厳しい時間。
演奏もスカスカなのが、なんといえばいいか運も突き放したように感じた。
今回のフェスティバルでがっかりした瞬間の一つ。
こういうことはしっかり言わないと。
31th:Upendra and friend plus Mr.Sunll and Babu @ NEW POWER GEAR Stage / Gypsy Avalon (13:45〜)
Patti Smithも立ったこのステージ。
傷ついた心を癒すために、はじめてこのステージで演奏を見た。
雨で環境がよくないが、それでも 、小さなステージでも、一生懸命自分の演奏をしている人たちがいるという現実。
それなのに、今日はなぜ、はずれが多いのだろうということばかり思っていた。
しかし、この演奏は癒されました。
32th:Mallacan @ Orange Court / Orange Court (14:40〜)
今回のベストアクトの1つ。
スペインの自治州であるアラゴン州出身のバンドであり、言葉がアラゴン語(世界でも希少な言語のようです)でMCがまったくわからなかったが、音楽は万国共通。
とくにOrange Courtにはトランペットのような吹奏楽器が盛り上げる。
いままでのストレスを発散するように、盛り上がる。
ステージが始まるまでは客が少なかったが、終わるころには超満員。
踊って歌って踊って歌って、踊って歌いました。
モッシュピットがたくさん発生しました。
やっと元気になりました。
ありがとう!!
33th:JJ Gray & Mofro @ Field Of Heaven (16:10〜)
大汗をかいて、涼しくなった会場で大満足。
つづいてのステージは非常にクール。
しかし安定感は抜群。
これだよ、これ、と思いながら、2曲だけ観る。
やっと元気になってきた。
34th:Foals @ White Stage (16:40〜)
今回のベストアクトの一つ。
正直言って、期待よりもはるかに上だった。
もう、才能の塊というしかない。
事前に予習をしていないので、演奏も曲も初体験であった。
やはり自分の受け入れる器をはるかに超えている演奏であったため、全体を把握するのにしばらく時間がかかったが、やはり体が自然に動いてしまう、本能にしっかりと響いてしまうのは、やはり素晴らしい。
なんかタンパクな感じで、しかししっかりと固めている演奏、進むにつれて、このフェスティバルに参加できてよかったと思った。
大盛り上がり大会で終了。
大満足です。
3日目の夕暮れ。
決して晴れてはいなかったが、心地よい快感。
Field Of Heavenに移動。
35th:Diane Birch @ Field Of Heaven (18:00〜)
実はこの時間くらいから、たくさんのお客さんのGreen Stageへの移動が始まっていた。
そのため、ほかのステージはお客さんがどんどん減っていっている現状があった。
彼女たちも非常に素晴らしい演奏をしているのだが、申し訳ないが、やや物足らなく感じてしまったのは否定できない。
逆に言えば、それほど、「Atoms For Peace」への期待が大きかったのだ。
演奏は素晴らしく、Field Of Heavenにマッチしていた気持ち良い音楽でした。
しかし、今思うと、隣のステージに移動していた。
36th:Quasimode @ Orange Court (18:20〜)
日本人のグループ。
会場を見渡してみると、Green Stageへの人の流れは大きなものになっていた。
今思い出すと、それだけ顕著だったのだ。
しかし、演奏は非常にタイト。
時間帯としてとても難しい環境であったが、自分たちの音楽をしっかりとこなしている印象。
10分ほどしかいなかったが、非常に好感を持てた。
そして自分もGreen Stageへ移動。
もはや大きな人の流れになっていた。
あまりにも人の流れが多いので、本当にあせった。
ビールも買わずに、場所をとることに力を入れた。
Green Stageは、雨が降ると真ん中あたりが土に水が混ざり、田んぼ状態になるため、通常はそのあたりには人がいないことが多い。
しかし、次の公演ではそんなことは言ってられない。
どんどん人が流れ込んでくる。
少なくても自分が知っている限り、人がたくさんいるGreen Stage。
トリではないが、この盛り上がり、期待がすごい。
トリではないが、人の流入の激しさはいままであまり見たことがない。
超満員。
37th:Atoms For Peace @ Green Stage (19:10〜)
すべてのステージを見たわけではないが、自分の数年のフジロックの経験の中で、これほど観客に期待を大きく持たれているグループはないだろう。
こういうアーティストを日本に呼ぶSmash、すごいと思う。
そして始まった演奏。
なんじゃこりゃ、というのが正直な感想。
いろいろ3日間観てきたが、「すごい」の一言。
圧倒的に、はるかに超越している。
このフェスティバルは、自分の価値観、価値基準、判断基準を大きくひろげてくれる(自分にとって)新しい才能に出会うことができる。
Radioheadは生で演奏を見たことがないため、トム・ヨークを初めて生で見るが、こんなオチャメな人なのだと驚いた。
たくさん踊っていて、笑ってしまった。
1時間超の演奏だったが、完全にトリの風格。
そして大自然の中で、演奏に、空気に、酔いしれていた。
1. The Eraser
2. Analyse
3. The Clock
4. Black Swan
5. Skip Divided
6. Atoms For Peace
7. And It Rained All Night
8. Harrowdown Hill
9. Cymbal Rush
10. I Might Be Wrong
11. Give Up The Ghost
12. Videotape
13. Paperbag Writer
14. Judge, Jury and Executioner
15. Hollow Earth
16. Feeling Pulled Apart By Horses
完全に満足したライブを1回分味わった、おなか一杯で終了。
ありがとう!
3日間が終る哀愁が自分の中で味わいながら、次のステージに移動。
もう終わってしまう、と心の中で感じながら。
そしてField Of Heavenはいつも変わらず、温かく、そして洗練されていた。
このグループも非常に楽しみにしていた。
38th:Moe. @ Field Of Heaven (20:00〜)
雨が降り始めていたが、ジャムバンドとして非常に盛り上がっていた。
3人だが、とても厚い演奏、ブレがなく、非常にうまい。
観客もそれぞれが勝手に踊っていた、という感じ。
しかも、1曲が長い。
途中から観て、普通に40分やっていた。
でも、長いとは全く思わない。
途中から、時計を見ながら、ニヤニヤしていた。
さすがジャムバンド。
YesやDream Theaterなんてなんのそのの長さ。
飽きさせないのだから、すごい。
と思ったら、休憩に入る。
途中から観たので、一瞬驚いたが、周りのお客さんは馴れたもの(のように感じた)。
2部制だったのです。
30分くらいだろうか(覚えていないのですが)休んだが、特に移動することなく、Field OF Heavenの雰囲気を感じていた。
来年も再来年も来れるだろうか、その時も幸せに生きているだろうか、そんなことを思いつつ、疲労感と一緒に酔いしれていた。
2部も1時間30分で2曲、こういう音楽を聞けることはこのフェスティバルに来ないと聞けないし、それを録画している(雨の中なのに)も本当にすごい。
いい気持ちで終わり。
もうこの段階で、自分の中で終わった気持ちでいっぱい。
いい音楽を聴いて観て、ここちよい疲労感にあふれ、とても幸せでした。
マラソン大会に参加してゴールした時の解放感のようです。
39th:Belle And Sebastian (22:10〜)
戻りながら、実は彼らも実際に観たかった。
おそらくアンコールの時だったと思う。
このステージも非常に幻想的に、しかし美しく、幸せな時間が過ぎた。
1曲と半分しか観られなかったが、とても印象的でした。
さすがに3日間参加で、肉体的にも結構疲労がたまっていたのだろう。
気持ちがすがすがしく、達成感にあふれていた。
しかし、肉体的な疲労が、そうさせていたのかもしれない。
大満足でステージが終った。
このころから、雨がポツポツきており、あと1時間ほど時間があったが、もう帰りのバス(1時30分発)に向けて移動し始めた。
時間的には余裕があるが、もう十分という満足感にあふれていた。
ところが…
40th:SPECIAL GUEST:Scissor Sisters @ Green Stage (23:40〜)
Green Stageは盛り上がっていた。
この時間、日付変わって0時20分ごろ。
雨が結構降り始めていたが、ぱっとみてGreen Stageは人が満員いたように見えた。
この瞬間、「負けた」と思った。
別に何かに負けたわけではないが、みなさんが3日間の最後の夜でもこれだけ元気なのを観て、まだまだ甘いなと思った。
思わず、苦笑い、しかし大満足で、2曲ほど観た。
しかしこんな時間までライブをブッキングするSmashもすごい。
そして観ている方たちもすごい。
ご馳走様でした。
その後、大雨が降りまして、着替えなどもままならないまま、夜行バスの乗り場に向かう。
基本的にこのステージでは雨をしのげるところはほとんどないため、大変だった。
しかも、夜行バスの乗り場に人たちが大集結してしまい、スタッフの人数の大幅な不足のため、大混乱。
よくわからない大行列ができ、最後の最後でストレスが溜まってしまったが。
ただ、疲労困憊なので、もうどうでもいいやと。
今思うと、気づいたらバスに乗り、帰っていました。
July 31, 2010
7/31 (土) 「Fuji Rock Festival 2010/フジロックフェスティバル2010」 2日目
2日目。
宿からは一番で出発。
昨年までは宿で食事が出たのだが、今年は「苗場食堂」での食事ができるチケット1000円分(2日分)が支給される。
今日も晴れて入るものの、いずれ雨が降るのではないかと思わせる雲が…。
【写真をクリックすると、画像が大きくなります】
昨日よりも人が多い気もするが、毎年恒例の買い物を。
入口前にて、もつ焼き屋さんが毎年同じところに出店しているのだ。
あっという間に食べる。
今日も入口で名物のごみ袋を受け取る。
OASISはこの時間(10時)でも大盛況でした。
12th:Lite @ Red Marque (10:20〜)
帰ってみれば気付いたが、写真がない。
朝一のRed Marqueではおなじみの日本人のパンクバンド。
しかし、毎回いて思うが、今回も厳しいな。
昨年(一昨年か)のMongol800と比べてはいけないと思うが、ダイヤの原石として輝いているかどうかは大きな差なのだ。
もっと頑張ってほしいと思うが、まだまだのレベルですな。
はじめの数曲を観てから、ステージ移動。
朝の11時前に森の中の移動はいいものですな。
高いところにあるようで、虫の音よりも静けさのほうが目立つ。
今日楽しみにしていたOrange Courtに移動。
朝一番は本当に人がいないものですね。
でも、このステージは自分の音楽の世界観を大きく広げてくれて感謝。
しかし人が本当にいない。
朝一番の奥のステージはこんなものなのですかね。
そんな中、スタート。
13th:Marines Big Band @ Orange Court (11:00〜)
この人たちは、千葉のプロではない(といえばいいのかな)人達のJAZZバンド。
JAZZの生演奏はこういう機会でしか見られないので、とても楽しみにしていたのだ。
演奏はタイト。
お客さんもどんどん集まってくるが、演奏が進みにつれて、疑問が湧いてくる。
それは、お客さんに見せるための努力をこの人たちはしていないのではないか。
JAZZはほとんど知識がないので、間違っているかもしれないが、かなりメジャーなナンバーを演奏されているようだ。
しかしそれだけ。
見ているこちら、聞いているこちらは、それで気持が鼓舞するわけではない。
しかし、ミュージシャンは、なぜ演奏するのか。
いい曲だから演奏するのか。
それならば、CDやレコードを聴けばいいのではないか。
自分のパッションを源にして、それを世界に発信していく、そんな気概が全くないのだ。
そんな力を入れてなくても…と思うかもしれないが、このフェスは、音楽を1時間超奏でるために世界から人達が集まってくるのだ。
その中で、それを楽しみに来ているのだ。
それで彼らを観てしまうと、なんともつまらない。
やはりこのフェスに来ても思うのは、いい音楽はテクニックは最低条件、後はそのパッションなのだ。
あまりも不満が残って、自分ルールでは本当はいけないのだが、途中でステージを後にする。
なんか昨日(1日目)から、なんとなく不完全燃焼のライブがいまいちあるのが残念。
Field Of Heavenにて「らぞく」がライブをしているが、通過。
そしてWhite Stageでは非常に盛り上がっている。
なんかいいライブだと匂うため、参戦。
14th:怒髪天 @ White Stage (11:30〜)
最後の2曲しかいられなかった。
彼らも日本人。
しかし、MCもよく、なんといっても曲がいい。
知らなかったのが残念。
歌もうまいが、バックのバンドのタイトな演奏に驚いた。
非常に全員がうまいのだ。
日本人のライブで、久しぶりに盛り上がったライブに居合わせることができた。
そして自分も盛り上がることができた。
本当によかった。
やはり先ほどの違いというのは、自分たちの出来る範囲で、全力で、みんなを元気にしてくれているということ。
それが不器用であっても、必ず伝わってくるのだ。
本当によかった。
大満足の中、Green Stageに移動。
この時間から明るくなってきて、やっと夏のフェスティバルの雰囲気になってきたのだ。
そんな中、次のステージへ。
15th:John Bulter Trio @ Green Stage (13:00〜)
このフェスティバルのベストアクトの一つ。
卓越した技術だけに終わらせない、曲の良さ、雰囲気の良さがある。
演奏がうまいのが、これほど大きなことなのかと思わせる。
何といっても楽しそうにやっているのが見ていてうれしい。
と思ったら、彼らは2007年に来ているのですね。
知らなかった自分に恥ずかしく思い、彼らとの出会いに感謝。
非常に盛り上がりました。
そして、Green Stageで堂々のライブでした。
才能にあふれた人達に出会った瞬間を味わった、そんな感じ。
すぐにとなりのステージに移動。
16th:Detroit Socia Club @ Red Marque (13:55〜)
どこかで、「全く変わっていない」「どの曲も一貫したスタイル」とよくも悪くも評していたが、自分が観たときの印象はまさにそう。
格好いいとも言えるし、頑固で古い時代の名残とも言えそう。
ただ、どちらであっても、観ていて気持いいのは本当。
時間のスケジュールの関係で15分ほどしかいられなかったが、いいものを観たという感じ。
しかし、どのステージも人が多く、混んできた印象。
すぐにまたGreen Stageに戻る。
17th:Kula Shaker @ Green Stage (14:40〜)
この時間でも、たくさんの人。
期待をされていることは分かる。
しかし、思ったほどよくはなかった。
形式美は感じたが、全体的な雰囲気を言えば、パンチがないのだ。
音楽的に物足りないのだ。
自分な鈍感なのかなと思ってしまったが、やはり本能に逆らうことはできない。
残念ながら、次のステージに移動。
良いステージを観るために、良いアーティストを探すためには、自分が努力をしなければいけないのだ。
White Stageに移動するが、たくさんの人がいらっしゃいました。
日は出ていないが、暑いのだ。
ビールの飲む量を調整しました。
のどが渇くが飲むと、またまたのどが渇くのだ。
18th:Third Eye Blind @ White Stage (15:40〜)
人も多かったが、先ほどのステージと違って良かった。
ベテランと思わせる貫禄のステージ。
演奏もさることながら、客を盛り上がらせる技術、そして楽曲の力強さ。
うまいな、と思った。
初めて聞く曲でも、身体にすんなりと入っていく快感。
大満足でこのステージを観終わることができました。
時間があるので、Field of Heavenへ移動。
雨が降っていないのもあるだろう、そして午後ということもあり、地面に椅子を置いて休息を取っている人が多く、ものすごく混んでいた。
Field Of Heavenは今までにないほど混んでいた。
演奏はすでに始まっていた。
19th:Kitty Daisy&Lewis @ Field Of Heaven (16:10〜)
混んでいてとても遠くからでしから観れなかったが、このステージ独特の雰囲気、アーティストで、大変に盛り上がっていた。
遠すぎて心の中で盛り上がることができなかったが、演奏は良かった。
なんといっても、大変に盛り上がっていたのが良かったですな。
カメラでズームで撮ってみました。
そんな中、Palace Of Wonderのあの人たちが…
満員のField Of Heaven、らしくないといえばらしくないが、Peaceな雰囲気は変わらずでした。
まさにリラックスした空間でした。
すぐに移動して、Red Marqueに到着。
大満員。
20th:20-20s @ Red Marque (17:30〜)
復活の彼らであるが、その期待の表れだろう。
ものすごく人がいて、驚いた。
肝心の音だが、若いなと思ったが、こういう瞬間でないと聞けないので、非常に新鮮。
ここも時間がなかったが、もう少し予習をするべきだと実感。
予習ができないのであれば、復習をしときましょう。
演奏途中でGreen Stageに移動。
雨が地面を、田んぼのようにしていて、Green Stageにてかなり厳しいコンディションになる。
続いて、とても楽しみにしていたJohn Fogertyです。
21th:John Fogerty @ Green Stage(18:20〜)
38年ぶりの来日ということだが、大変素晴らしいライブでした。
何しろ38年ぶりなので、あまり期待を過大にしては…という思いで観ていたが、見事なステージ。
今年のフジロックのハイライトになるほどのインパクト。
お客さんも思ったより多かったのもよかったが(演奏が進むとGreen Stageがほぼ満員になっていた)、ものすごく盛り上がったのは言うまでもない。
何しろ、ギタリストが合計何人いるんだ、というくらいいるが、それでもソロやサビをJohn Fogertyが弾いている、しかもとてもうまいから、ノックダウンされる。
ちなみギターは最大で5人いた。
この日に宿に戻って、同じ部屋の人に5人もギタリストがいて、正直言って音の聞き分けができなかったといったら、「それこそアメリカだよ〜。多ければいいのが、アメリカだよ〜。」と関西から来た先輩方に言われて、なんか妙に納得した。
フェスティバルは、どうしても時間の都合で単独のライブよりも短かったり、物足りなさが残るのだが、予定時間を大きく超え、単独のコンサートのような満足感を得た。
セットリストは、下記。
1. Hey Tonight
2. Green River
3. Who'll Stop The Rain
4. Lookin' Out My Back Door
5. Wrote A Song For Everyone
6. Born On The Bayou
7. Ramble Tamble
8. Midnight Special
9. Have You Ever Seen The Rain?
10. Oh Pretty Woman (Roy Orbison cover)
11. Hot Rod Heart
12. Big Train (From Memphis)
13. Keep On Chooglin'
14. Down On The Corner
15. Centerfield
16. The Old Man Down The Road
17. Bad Moon Rising
18. Fortunate Son
19. Good Golly Miss Molly (Little Richard cover)
20. Up Around The Bend
21. Proud Mary
テクニックが卓越しているのもあるが、やはり一番感じたのは、楽曲の良さ。
長いこと愛されている楽曲は、日本人にもなじむことができ、愛することができる力強さがある。
大満足で終わらせることができた。
よかった。
すぐにとなりのRed Marqueにダッシュ。
22th:Fishbone @ Red Marque (19:30〜)
この時点でものすごく雨が降っていたため、唯一の屋内ステージのRed Marqueは危険なほど人があふれていた。
そして彼らの音楽、真ん中より前はすでに危ない状況だった。
このステージはあまり好きではない。
若いアーティストが多いこのステージは、よいバンドとそうでないバンドのばらつきが多いということ、あとはダイブやモッシュピットが大好きな人間が多く、歳のせいでしょうか、はっきり言って邪魔なのです。
そのよくない環境がここにあったが、それもこれも、演奏が素晴らしく、力強く、雨が降っていることへのストレスの発散のような雰囲気もあった。
屋内にもかかわらず、雨の湿気と、人間の汗で、大変なことになっていた。
今は自転車通勤であまり味わない、超がつくほどの満員電車、そして屋内ステージにも関わらず床が水浸しになっている、これほど超がつくほどの劣悪な客席で、大変な盛り上がりでした。
しかし、それほどでも大変な盛り上がりになる、力強いステージ。
あまり知らなかったが、そんなことはどうでもいいと思わせる、普遍的なパワー。
今度ゆっくり聞いてみたいと思います。
こんな感じではなく、もっと危険でしたが。
そのまま、次のアーティストを待つ。
23th:Flogging Molly @ Red Marque (21:30〜)
この合間で、地面がどういう状況かがわかる。
わかりやすく言えば、コンクリートの地面全体に、水たまりができている状態に自分たちはいたのだということに気づくのだ。
外がかなりの雨だが、Red Marqueの中はかなりの湿気。
しかし、お客さんはたくさんの人で、かなりいい雰囲気。
Flogging Mollyは最近、ギリシャのライブ盤が出て買い、非常に楽しみにしていた。
後になって、何度もフジロックにいらっしゃっているということを知るが、あまり日本ではあまり知名度が高くない(と思っていた)ので、満員になるのかしら、などと余計なことを考えていたが、一切不要でした。
演奏が始まっていないのに、異常なほど盛り上がって、それでやっとスタート。
下記が、まさにそのシーン。(撮っている人がいるのが笑える)
演奏もさることながら、雨が降っていることへのストレス発散になっているのだろうか、ものすごい盛り上がり。
音楽の内容からいえば、盛り上がるのは当たり前だが、それ以上にものすごくもり上がりました。
客席からは、こんな感じでした(繰り返すが、撮っている人がいるのはすごいと思う)
一日いろいろなステージを観ていて、非常に疲労がたまっている体には、かなりきつい思いをしたが、これこそお祭り、楽しみました。
気持ちの半分は、客席の後ろに移動したかったのが本音だが、いい思い出になりました。
24th:[Special Guest]Chris Cunningham @ Green Stage (22:30〜)
雨がだいぶやんだが、まだ霧雨。
とても充実した一日で、心地よい気持ち。
この段階で11時だったが、これで買えるのはもったいないと思い、Green Stageに移動した。
お客さんはざっと見て半分くらいだが、最近多い、[Special Guest]とは何かと思い観る。
端的に言えば、DJセットと、映像のコラボレーション。
非常に盛り上がらない、観て感じる音楽でした。
昔はテクノミュージック、ハウスミューックはまったく気嫌いしていたが、今はかなり好きになってきた。
まだそれほど深く聞いていない、完全にど素人だが。
しかし、このステージは非常に興味深かった。
雨のせいで地面は田んぼ状態、最悪な状況だが、それでも音に合わせて体が動いてしまう、不思議な音楽。
明るさも一番低く抑えた照明、映像。
一番機械的な音楽にもかかわらず、大自然の中に溶けていく音楽と映像。
表現しにくいが、リズムに合わせて全裸の男性と女性がなぐり合う映像は新鮮で刺激的で、興奮した。
これです。
この時点で夜12時を超えていたが、心地よい。
本当にこのフェスティバルは自分の知らない世界を教えてくれる。
大満足で終わる。
日付が変わって終わる。
2日目が終わって、こんな楽しい時間が毎日続けばいいな、と思えることと、初めて3日目に突入する快感に酔いしれながら、バスで宿に戻る。
合宿所のような宿であるが、昨日は一人しか話せなかったが、今日はほぼ全員が起きている状態で、お話をすることができた。
一人は大阪からのおっさん(40代後半)で、いかにも大阪人という雰囲気でお話しして面白い方。
あとは広島の方からそれぞれ単独でお二人。
この人たちと話していると、自分の音楽への追及の度合いがいかに甘いか、本当に甘いか、思い知らされた。
みなさん、音楽への、いい音楽へのアンテナが鋭い。
同時に、自分が東京に住んでいていかに恵まれた環境にいるのかを感じた。
みなさんと話していて共通したのは、このフェスティバルで折り畳み椅子を持ち歩いていないこと。
このフェスティバルでは、折り畳み椅子が大活躍する。
そして、本当に持ち歩きしやすい椅子が毎年どんどん進化して、今年はこれがほしいな、と思えるのもあったが、正直言って持ち歩くのも邪魔に感じるのだ。
でも…今年は本当に買おうかな、来年に向けて買おうかなと思った。
しかし、同室の方は誰も持っていない。
理由を聞くと、「だっていろいろなアーティストを観るのに邪魔でしょう」。
同じ理由で笑った。
でも、これだけの人数(6人だが)がいて、同じステージを観ている場合よりも、それぞれが違うステージにいる方が多いというのはやはりこのフェスティバルのバリエーションの豊かさを物語っている。
そして、全員が人間的に深い、理論的にお話ができる方ばかりで、結局3時くらいまで語り合った。
宿からは一番で出発。
昨年までは宿で食事が出たのだが、今年は「苗場食堂」での食事ができるチケット1000円分(2日分)が支給される。
今日も晴れて入るものの、いずれ雨が降るのではないかと思わせる雲が…。
【写真をクリックすると、画像が大きくなります】
昨日よりも人が多い気もするが、毎年恒例の買い物を。
入口前にて、もつ焼き屋さんが毎年同じところに出店しているのだ。
あっという間に食べる。
今日も入口で名物のごみ袋を受け取る。
OASISはこの時間(10時)でも大盛況でした。
12th:Lite @ Red Marque (10:20〜)
帰ってみれば気付いたが、写真がない。
朝一のRed Marqueではおなじみの日本人のパンクバンド。
しかし、毎回いて思うが、今回も厳しいな。
昨年(一昨年か)のMongol800と比べてはいけないと思うが、ダイヤの原石として輝いているかどうかは大きな差なのだ。
もっと頑張ってほしいと思うが、まだまだのレベルですな。
はじめの数曲を観てから、ステージ移動。
朝の11時前に森の中の移動はいいものですな。
高いところにあるようで、虫の音よりも静けさのほうが目立つ。
今日楽しみにしていたOrange Courtに移動。
朝一番は本当に人がいないものですね。
でも、このステージは自分の音楽の世界観を大きく広げてくれて感謝。
しかし人が本当にいない。
朝一番の奥のステージはこんなものなのですかね。
そんな中、スタート。
13th:Marines Big Band @ Orange Court (11:00〜)
この人たちは、千葉のプロではない(といえばいいのかな)人達のJAZZバンド。
JAZZの生演奏はこういう機会でしか見られないので、とても楽しみにしていたのだ。
演奏はタイト。
お客さんもどんどん集まってくるが、演奏が進みにつれて、疑問が湧いてくる。
それは、お客さんに見せるための努力をこの人たちはしていないのではないか。
JAZZはほとんど知識がないので、間違っているかもしれないが、かなりメジャーなナンバーを演奏されているようだ。
しかしそれだけ。
見ているこちら、聞いているこちらは、それで気持が鼓舞するわけではない。
しかし、ミュージシャンは、なぜ演奏するのか。
いい曲だから演奏するのか。
それならば、CDやレコードを聴けばいいのではないか。
自分のパッションを源にして、それを世界に発信していく、そんな気概が全くないのだ。
そんな力を入れてなくても…と思うかもしれないが、このフェスは、音楽を1時間超奏でるために世界から人達が集まってくるのだ。
その中で、それを楽しみに来ているのだ。
それで彼らを観てしまうと、なんともつまらない。
やはりこのフェスに来ても思うのは、いい音楽はテクニックは最低条件、後はそのパッションなのだ。
あまりも不満が残って、自分ルールでは本当はいけないのだが、途中でステージを後にする。
なんか昨日(1日目)から、なんとなく不完全燃焼のライブがいまいちあるのが残念。
Field Of Heavenにて「らぞく」がライブをしているが、通過。
そしてWhite Stageでは非常に盛り上がっている。
なんかいいライブだと匂うため、参戦。
14th:怒髪天 @ White Stage (11:30〜)
最後の2曲しかいられなかった。
彼らも日本人。
しかし、MCもよく、なんといっても曲がいい。
知らなかったのが残念。
歌もうまいが、バックのバンドのタイトな演奏に驚いた。
非常に全員がうまいのだ。
日本人のライブで、久しぶりに盛り上がったライブに居合わせることができた。
そして自分も盛り上がることができた。
本当によかった。
やはり先ほどの違いというのは、自分たちの出来る範囲で、全力で、みんなを元気にしてくれているということ。
それが不器用であっても、必ず伝わってくるのだ。
本当によかった。
大満足の中、Green Stageに移動。
この時間から明るくなってきて、やっと夏のフェスティバルの雰囲気になってきたのだ。
そんな中、次のステージへ。
15th:John Bulter Trio @ Green Stage (13:00〜)
このフェスティバルのベストアクトの一つ。
卓越した技術だけに終わらせない、曲の良さ、雰囲気の良さがある。
演奏がうまいのが、これほど大きなことなのかと思わせる。
何といっても楽しそうにやっているのが見ていてうれしい。
と思ったら、彼らは2007年に来ているのですね。
知らなかった自分に恥ずかしく思い、彼らとの出会いに感謝。
非常に盛り上がりました。
そして、Green Stageで堂々のライブでした。
才能にあふれた人達に出会った瞬間を味わった、そんな感じ。
すぐにとなりのステージに移動。
16th:Detroit Socia Club @ Red Marque (13:55〜)
どこかで、「全く変わっていない」「どの曲も一貫したスタイル」とよくも悪くも評していたが、自分が観たときの印象はまさにそう。
格好いいとも言えるし、頑固で古い時代の名残とも言えそう。
ただ、どちらであっても、観ていて気持いいのは本当。
時間のスケジュールの関係で15分ほどしかいられなかったが、いいものを観たという感じ。
しかし、どのステージも人が多く、混んできた印象。
すぐにまたGreen Stageに戻る。
17th:Kula Shaker @ Green Stage (14:40〜)
この時間でも、たくさんの人。
期待をされていることは分かる。
しかし、思ったほどよくはなかった。
形式美は感じたが、全体的な雰囲気を言えば、パンチがないのだ。
音楽的に物足りないのだ。
自分な鈍感なのかなと思ってしまったが、やはり本能に逆らうことはできない。
残念ながら、次のステージに移動。
良いステージを観るために、良いアーティストを探すためには、自分が努力をしなければいけないのだ。
White Stageに移動するが、たくさんの人がいらっしゃいました。
日は出ていないが、暑いのだ。
ビールの飲む量を調整しました。
のどが渇くが飲むと、またまたのどが渇くのだ。
18th:Third Eye Blind @ White Stage (15:40〜)
人も多かったが、先ほどのステージと違って良かった。
ベテランと思わせる貫禄のステージ。
演奏もさることながら、客を盛り上がらせる技術、そして楽曲の力強さ。
うまいな、と思った。
初めて聞く曲でも、身体にすんなりと入っていく快感。
大満足でこのステージを観終わることができました。
時間があるので、Field of Heavenへ移動。
雨が降っていないのもあるだろう、そして午後ということもあり、地面に椅子を置いて休息を取っている人が多く、ものすごく混んでいた。
Field Of Heavenは今までにないほど混んでいた。
演奏はすでに始まっていた。
19th:Kitty Daisy&Lewis @ Field Of Heaven (16:10〜)
混んでいてとても遠くからでしから観れなかったが、このステージ独特の雰囲気、アーティストで、大変に盛り上がっていた。
遠すぎて心の中で盛り上がることができなかったが、演奏は良かった。
なんといっても、大変に盛り上がっていたのが良かったですな。
カメラでズームで撮ってみました。
そんな中、Palace Of Wonderのあの人たちが…
満員のField Of Heaven、らしくないといえばらしくないが、Peaceな雰囲気は変わらずでした。
まさにリラックスした空間でした。
すぐに移動して、Red Marqueに到着。
大満員。
20th:20-20s @ Red Marque (17:30〜)
復活の彼らであるが、その期待の表れだろう。
ものすごく人がいて、驚いた。
肝心の音だが、若いなと思ったが、こういう瞬間でないと聞けないので、非常に新鮮。
ここも時間がなかったが、もう少し予習をするべきだと実感。
予習ができないのであれば、復習をしときましょう。
演奏途中でGreen Stageに移動。
雨が地面を、田んぼのようにしていて、Green Stageにてかなり厳しいコンディションになる。
続いて、とても楽しみにしていたJohn Fogertyです。
21th:John Fogerty @ Green Stage(18:20〜)
38年ぶりの来日ということだが、大変素晴らしいライブでした。
何しろ38年ぶりなので、あまり期待を過大にしては…という思いで観ていたが、見事なステージ。
今年のフジロックのハイライトになるほどのインパクト。
お客さんも思ったより多かったのもよかったが(演奏が進むとGreen Stageがほぼ満員になっていた)、ものすごく盛り上がったのは言うまでもない。
何しろ、ギタリストが合計何人いるんだ、というくらいいるが、それでもソロやサビをJohn Fogertyが弾いている、しかもとてもうまいから、ノックダウンされる。
ちなみギターは最大で5人いた。
この日に宿に戻って、同じ部屋の人に5人もギタリストがいて、正直言って音の聞き分けができなかったといったら、「それこそアメリカだよ〜。多ければいいのが、アメリカだよ〜。」と関西から来た先輩方に言われて、なんか妙に納得した。
フェスティバルは、どうしても時間の都合で単独のライブよりも短かったり、物足りなさが残るのだが、予定時間を大きく超え、単独のコンサートのような満足感を得た。
セットリストは、下記。
1. Hey Tonight
2. Green River
3. Who'll Stop The Rain
4. Lookin' Out My Back Door
5. Wrote A Song For Everyone
6. Born On The Bayou
7. Ramble Tamble
8. Midnight Special
9. Have You Ever Seen The Rain?
10. Oh Pretty Woman (Roy Orbison cover)
11. Hot Rod Heart
12. Big Train (From Memphis)
13. Keep On Chooglin'
14. Down On The Corner
15. Centerfield
16. The Old Man Down The Road
17. Bad Moon Rising
18. Fortunate Son
19. Good Golly Miss Molly (Little Richard cover)
20. Up Around The Bend
21. Proud Mary
テクニックが卓越しているのもあるが、やはり一番感じたのは、楽曲の良さ。
長いこと愛されている楽曲は、日本人にもなじむことができ、愛することができる力強さがある。
大満足で終わらせることができた。
よかった。
すぐにとなりのRed Marqueにダッシュ。
22th:Fishbone @ Red Marque (19:30〜)
この時点でものすごく雨が降っていたため、唯一の屋内ステージのRed Marqueは危険なほど人があふれていた。
そして彼らの音楽、真ん中より前はすでに危ない状況だった。
このステージはあまり好きではない。
若いアーティストが多いこのステージは、よいバンドとそうでないバンドのばらつきが多いということ、あとはダイブやモッシュピットが大好きな人間が多く、歳のせいでしょうか、はっきり言って邪魔なのです。
そのよくない環境がここにあったが、それもこれも、演奏が素晴らしく、力強く、雨が降っていることへのストレスの発散のような雰囲気もあった。
屋内にもかかわらず、雨の湿気と、人間の汗で、大変なことになっていた。
今は自転車通勤であまり味わない、超がつくほどの満員電車、そして屋内ステージにも関わらず床が水浸しになっている、これほど超がつくほどの劣悪な客席で、大変な盛り上がりでした。
しかし、それほどでも大変な盛り上がりになる、力強いステージ。
あまり知らなかったが、そんなことはどうでもいいと思わせる、普遍的なパワー。
今度ゆっくり聞いてみたいと思います。
こんな感じではなく、もっと危険でしたが。
そのまま、次のアーティストを待つ。
23th:Flogging Molly @ Red Marque (21:30〜)
この合間で、地面がどういう状況かがわかる。
わかりやすく言えば、コンクリートの地面全体に、水たまりができている状態に自分たちはいたのだということに気づくのだ。
外がかなりの雨だが、Red Marqueの中はかなりの湿気。
しかし、お客さんはたくさんの人で、かなりいい雰囲気。
Flogging Mollyは最近、ギリシャのライブ盤が出て買い、非常に楽しみにしていた。
後になって、何度もフジロックにいらっしゃっているということを知るが、あまり日本ではあまり知名度が高くない(と思っていた)ので、満員になるのかしら、などと余計なことを考えていたが、一切不要でした。
演奏が始まっていないのに、異常なほど盛り上がって、それでやっとスタート。
下記が、まさにそのシーン。(撮っている人がいるのが笑える)
演奏もさることながら、雨が降っていることへのストレス発散になっているのだろうか、ものすごい盛り上がり。
音楽の内容からいえば、盛り上がるのは当たり前だが、それ以上にものすごくもり上がりました。
客席からは、こんな感じでした(繰り返すが、撮っている人がいるのはすごいと思う)
一日いろいろなステージを観ていて、非常に疲労がたまっている体には、かなりきつい思いをしたが、これこそお祭り、楽しみました。
気持ちの半分は、客席の後ろに移動したかったのが本音だが、いい思い出になりました。
24th:[Special Guest]Chris Cunningham @ Green Stage (22:30〜)
雨がだいぶやんだが、まだ霧雨。
とても充実した一日で、心地よい気持ち。
この段階で11時だったが、これで買えるのはもったいないと思い、Green Stageに移動した。
お客さんはざっと見て半分くらいだが、最近多い、[Special Guest]とは何かと思い観る。
端的に言えば、DJセットと、映像のコラボレーション。
非常に盛り上がらない、観て感じる音楽でした。
昔はテクノミュージック、ハウスミューックはまったく気嫌いしていたが、今はかなり好きになってきた。
まだそれほど深く聞いていない、完全にど素人だが。
しかし、このステージは非常に興味深かった。
雨のせいで地面は田んぼ状態、最悪な状況だが、それでも音に合わせて体が動いてしまう、不思議な音楽。
明るさも一番低く抑えた照明、映像。
一番機械的な音楽にもかかわらず、大自然の中に溶けていく音楽と映像。
表現しにくいが、リズムに合わせて全裸の男性と女性がなぐり合う映像は新鮮で刺激的で、興奮した。
これです。
この時点で夜12時を超えていたが、心地よい。
本当にこのフェスティバルは自分の知らない世界を教えてくれる。
大満足で終わる。
日付が変わって終わる。
2日目が終わって、こんな楽しい時間が毎日続けばいいな、と思えることと、初めて3日目に突入する快感に酔いしれながら、バスで宿に戻る。
合宿所のような宿であるが、昨日は一人しか話せなかったが、今日はほぼ全員が起きている状態で、お話をすることができた。
一人は大阪からのおっさん(40代後半)で、いかにも大阪人という雰囲気でお話しして面白い方。
あとは広島の方からそれぞれ単独でお二人。
この人たちと話していると、自分の音楽への追及の度合いがいかに甘いか、本当に甘いか、思い知らされた。
みなさん、音楽への、いい音楽へのアンテナが鋭い。
同時に、自分が東京に住んでいていかに恵まれた環境にいるのかを感じた。
みなさんと話していて共通したのは、このフェスティバルで折り畳み椅子を持ち歩いていないこと。
このフェスティバルでは、折り畳み椅子が大活躍する。
そして、本当に持ち歩きしやすい椅子が毎年どんどん進化して、今年はこれがほしいな、と思えるのもあったが、正直言って持ち歩くのも邪魔に感じるのだ。
でも…今年は本当に買おうかな、来年に向けて買おうかなと思った。
しかし、同室の方は誰も持っていない。
理由を聞くと、「だっていろいろなアーティストを観るのに邪魔でしょう」。
同じ理由で笑った。
でも、これだけの人数(6人だが)がいて、同じステージを観ている場合よりも、それぞれが違うステージにいる方が多いというのはやはりこのフェスティバルのバリエーションの豊かさを物語っている。
そして、全員が人間的に深い、理論的にお話ができる方ばかりで、結局3時くらいまで語り合った。
hasegawa_takeshi at 23:59|Permalink│Comments(1)│
July 30, 2010
7/30 (金) 「Fuji Rock Festival 2010/フジロックフェスティバル2010」 1日目Part.1
朝6時到着。
おかげさまで熟睡。
しかもいい天気です。
【写真をクリックすると、画像が大きくなります】
だんだん会場の細部に改善がみられて、今回は夜行バスの到着所にリストバンドの引き換えができるようにしてくれた。
感謝、感謝。
昨日は雨が降っていたような天気。
会場も静かに、朝を迎える。
最初の公演まで4時間。
昨年はなんといっても雨。
座れず、その後のダウンの原因になるとは思っておらず。
今回は、グッズ売り場に並ぶことにした。
といっても発売開始まで2時間。
待てるかしら、そんな感じで並ぶ。
前には20人ほど。
1時間でおそらく数百人の大行列になる。
毎年、このグッズ売り場が大変なのだ。
普通に並んだら数時間、2日目にはいいデザインのTシャツがほぼ売り切れるからだ。
結果的には大正解の判断でした。
結局、7時から並んで、販売が始まる9時まで並んだおかげでTシャツをゲット。
ただ、今年のデザインは個人的には微妙なものばかり。
もっとシンプルで、格好いいのはないものか。
同じ意見の言葉が近くで何度も聞かれた。
続いて、横にある岩盤に並ぶ。
こちらで1時間並ぶ。
UNDERWORLDのチケットの最優先発売なのだ。
さすが、SMASHです。
大行列になっていた。
もちろん、2日目には売り切れていた。
でも、それぞれ並んだ甲斐があった。
入口、いつもの風景です。
まだ時間があったので、OASISに行く。
食事ができる屋台がたくさんあるところです。
もうすでににぎわっていた。
ここで煙草を買うと、巨乳のお姉ちゃんが毎年のように宣伝。
マルボロの黒い、クールホニャララを買わされる。
ここで煙草を買う理由は一つ、景品目当てなのだ。
昨年は限定ライターと限定携帯灰皿(両方ともフジロックのロゴ付き)で、1週間に2・3本も吸わない自分が4箱も買ったのだが(そのうちの半分はまだ吸っていない)、今年はライターとキーホルダーと、オレンジコートで使える飲み物(酒を含む)の引換券だったので、やはりキーホルダーと思ったが、フジロックのロゴなしでがっかり。
となりのハイネケン売り場で初ビール。
朝10時なり。
続いてホワイトステージに移動。
4万人収容のメイン会場です。
この段階(10時すぎ)では、晴れてはなかったが、気持よさは何とも言えません。
今年の人出はどうなのかしら。
この段階ではそればかり考えていた。
不景気の関係はあるのかしら。
BGMはOASIAと清志郎、もう鉄板の流れでスタート。
そしてスタート。
1st:Superfly @ Green Stage (11:00〜)
ものすごく楽しみにしていたSuperfly。
会場も盛り上がりがすごかった。
そして歌のうまさに驚き。
でも、ライブ自体はそれほど上手ではない、まだ場慣れが少ないのか、盛り上げるための技術がまだまだという印象を受けた。
でも、それでも歌のうまさはものすごい。
途中で、Carol Kingの「Natural Woman」をカバー。
半端ないですな。
結局、すごいライブなのだけれど、何か足りない感じで終了。
有名な曲ばかりなのだけれど。
終わってからステージを移動。
毎年変わらない、Kids Land。
今年は、移動の間の照明が増えていた。
なんかチープな、でも実利的な照明。
毎年行っている人は分かると思うが、今年、あの「ところ天国」の橋が変わっていましたね。
昨年の雨から考えると、非常に英断だと思います。
高くなった橋。
この光景は毎年同じですね。
ところ天国からのBoard Walk。
そして着いたのはOrange Court。
2nd:ヒカシュー @ Orange Court (12:10〜)
このフェスティバルで、一番の衝撃的な出会いでした。
なんとも表現しにくい、そして類がない音楽。
真面目にやっているようで、ふざけている感じがして、それで真面目なのだ。
一度聞いただけでは全体像が把握できない複雑さ。
そして、このバンドもそうだが、音楽を楽しんでいるのが観ていても楽しい。
こういう音楽で、メディアなどの表だって売れるものではないが、こういうバンドに出会えるのがうれしい。
この出演の後に、彼らの演奏を絶賛する声を何度も聞いた。
こういう音楽が、時代を動かし、人間を変え、笑顔を増やすのだろうと思った。
続いて、Field Of Heavenに移動。
毎年の雰囲気、朗らかな雰囲気、気持のいいステージです。
3rd:iLL @ Field Of Heaven (12:40〜)
途中から参加なので、感想を偉そうに言うべきではないが、このステージにマッチしていて非常に気持ち良かった。
こういうまだメジャーではない、マスメディアでたくさんでないけれど、いいアーティストに出会えるのが、このフェスの素晴らしさ。
もともと、Phishの出演のために作られたこのステージ、いい雰囲気です。
終わってから、またOrange Courtに移動して、タコスとビールでご飯。
このタコスが、後日にまた食べたくなる美味しさ。(実際に3日目に食べてしまいました)
4th:OVALL+45TRIO+CONGUERO TRES HOOFERS @ Orange Court (14:00〜)
今回参加して、心の底から思ったのは、日本だけで活躍しているバンドと、世界を相手に活躍しているバンドは、力の差が大きいということ。
もちろん、語学の問題があるが、外国のアーティストで日本語を話せる方はほぼ皆無。
大きな差の要因としては、やはり音楽の力である。
人を鼓舞するパワー、立ち上がらせるパワー、涙をそそるパワー、いろいろな パワー。
このフェスティバルは、そのパワーに、しかも未知のパワーに出会える快感にあふれているのだ。
有名・まだ有名でないアーティストでも、そのパワーがあれば、それで十分。
まだ有名でないアーティストでも、そのパワーがあれば、これから話題になり、人達に知られていくのだ。
なぜこういうことを書いたかといえば、この出演者は、あるレーベルの3グループ。
日本人であるが、一体どこを向いて、何を目指して音楽をやっているのか疑問に思ったからだ。
そして、MCだけ立派なこと、そして身内的なこと、内向的なことを言うのだ。
正直言って、世界を制覇するために頑張っているアーティストと、雲泥の差なのだ。
まったく、体が反応しないのだ。
いい音楽かどうかも分からない。
なぜ、自分はここにいるのだろうなんて感じてしまった。
申し訳ないが、そう思ったのだ。
期待していたが、非常に落胆。
すぐにとなりのステージに移動。
5th:Mustang @ Field Of Heaven (14:10〜)
前準備の段階で、あまり期待をしていなかったが、いい意味で裏切られた。
エルヴィス・プレスリーの時代を彷彿させる3ピースバンド。
ベタベタであるが、やはり盛り上がる。
やっと、水を得た体のように、自分の全身から喜びを…。
理屈ではない。
いい音楽かどうかということが大事なのだ。
スタイルではない。
いい音楽かどうかということが大事なのだ。
このステージの雰囲気も、よりいい音楽に仕立て上げる。
本当にほっとしたのだ。
しかし、年齢は何歳なのだ。
大満足でステージ終了。
トイレタイム。
今年は人が少ないかなと思っていたが、そうでもない。
特に、晴れているのにトイレに並んでいる人が多いと思ったのだ。
この時間はとても暑くて、野外フェスという雰囲気。
このステージでも、休む人が多数。
おかげさまで熟睡。
しかもいい天気です。
【写真をクリックすると、画像が大きくなります】
だんだん会場の細部に改善がみられて、今回は夜行バスの到着所にリストバンドの引き換えができるようにしてくれた。
感謝、感謝。
昨日は雨が降っていたような天気。
会場も静かに、朝を迎える。
最初の公演まで4時間。
昨年はなんといっても雨。
座れず、その後のダウンの原因になるとは思っておらず。
今回は、グッズ売り場に並ぶことにした。
といっても発売開始まで2時間。
待てるかしら、そんな感じで並ぶ。
前には20人ほど。
1時間でおそらく数百人の大行列になる。
毎年、このグッズ売り場が大変なのだ。
普通に並んだら数時間、2日目にはいいデザインのTシャツがほぼ売り切れるからだ。
結果的には大正解の判断でした。
結局、7時から並んで、販売が始まる9時まで並んだおかげでTシャツをゲット。
ただ、今年のデザインは個人的には微妙なものばかり。
もっとシンプルで、格好いいのはないものか。
同じ意見の言葉が近くで何度も聞かれた。
続いて、横にある岩盤に並ぶ。
こちらで1時間並ぶ。
UNDERWORLDのチケットの最優先発売なのだ。
さすが、SMASHです。
大行列になっていた。
もちろん、2日目には売り切れていた。
でも、それぞれ並んだ甲斐があった。
入口、いつもの風景です。
まだ時間があったので、OASISに行く。
食事ができる屋台がたくさんあるところです。
もうすでににぎわっていた。
ここで煙草を買うと、巨乳のお姉ちゃんが毎年のように宣伝。
マルボロの黒い、クールホニャララを買わされる。
ここで煙草を買う理由は一つ、景品目当てなのだ。
昨年は限定ライターと限定携帯灰皿(両方ともフジロックのロゴ付き)で、1週間に2・3本も吸わない自分が4箱も買ったのだが(そのうちの半分はまだ吸っていない)、今年はライターとキーホルダーと、オレンジコートで使える飲み物(酒を含む)の引換券だったので、やはりキーホルダーと思ったが、フジロックのロゴなしでがっかり。
となりのハイネケン売り場で初ビール。
朝10時なり。
続いてホワイトステージに移動。
4万人収容のメイン会場です。
この段階(10時すぎ)では、晴れてはなかったが、気持よさは何とも言えません。
今年の人出はどうなのかしら。
この段階ではそればかり考えていた。
不景気の関係はあるのかしら。
BGMはOASIAと清志郎、もう鉄板の流れでスタート。
そしてスタート。
1st:Superfly @ Green Stage (11:00〜)
ものすごく楽しみにしていたSuperfly。
会場も盛り上がりがすごかった。
そして歌のうまさに驚き。
でも、ライブ自体はそれほど上手ではない、まだ場慣れが少ないのか、盛り上げるための技術がまだまだという印象を受けた。
でも、それでも歌のうまさはものすごい。
途中で、Carol Kingの「Natural Woman」をカバー。
半端ないですな。
結局、すごいライブなのだけれど、何か足りない感じで終了。
有名な曲ばかりなのだけれど。
終わってからステージを移動。
毎年変わらない、Kids Land。
今年は、移動の間の照明が増えていた。
なんかチープな、でも実利的な照明。
毎年行っている人は分かると思うが、今年、あの「ところ天国」の橋が変わっていましたね。
昨年の雨から考えると、非常に英断だと思います。
高くなった橋。
この光景は毎年同じですね。
ところ天国からのBoard Walk。
そして着いたのはOrange Court。
2nd:ヒカシュー @ Orange Court (12:10〜)
このフェスティバルで、一番の衝撃的な出会いでした。
なんとも表現しにくい、そして類がない音楽。
真面目にやっているようで、ふざけている感じがして、それで真面目なのだ。
一度聞いただけでは全体像が把握できない複雑さ。
そして、このバンドもそうだが、音楽を楽しんでいるのが観ていても楽しい。
こういう音楽で、メディアなどの表だって売れるものではないが、こういうバンドに出会えるのがうれしい。
この出演の後に、彼らの演奏を絶賛する声を何度も聞いた。
こういう音楽が、時代を動かし、人間を変え、笑顔を増やすのだろうと思った。
続いて、Field Of Heavenに移動。
毎年の雰囲気、朗らかな雰囲気、気持のいいステージです。
3rd:iLL @ Field Of Heaven (12:40〜)
途中から参加なので、感想を偉そうに言うべきではないが、このステージにマッチしていて非常に気持ち良かった。
こういうまだメジャーではない、マスメディアでたくさんでないけれど、いいアーティストに出会えるのが、このフェスの素晴らしさ。
もともと、Phishの出演のために作られたこのステージ、いい雰囲気です。
終わってから、またOrange Courtに移動して、タコスとビールでご飯。
このタコスが、後日にまた食べたくなる美味しさ。(実際に3日目に食べてしまいました)
4th:OVALL+45TRIO+CONGUERO TRES HOOFERS @ Orange Court (14:00〜)
今回参加して、心の底から思ったのは、日本だけで活躍しているバンドと、世界を相手に活躍しているバンドは、力の差が大きいということ。
もちろん、語学の問題があるが、外国のアーティストで日本語を話せる方はほぼ皆無。
大きな差の要因としては、やはり音楽の力である。
人を鼓舞するパワー、立ち上がらせるパワー、涙をそそるパワー、いろいろな パワー。
このフェスティバルは、そのパワーに、しかも未知のパワーに出会える快感にあふれているのだ。
有名・まだ有名でないアーティストでも、そのパワーがあれば、それで十分。
まだ有名でないアーティストでも、そのパワーがあれば、これから話題になり、人達に知られていくのだ。
なぜこういうことを書いたかといえば、この出演者は、あるレーベルの3グループ。
日本人であるが、一体どこを向いて、何を目指して音楽をやっているのか疑問に思ったからだ。
そして、MCだけ立派なこと、そして身内的なこと、内向的なことを言うのだ。
正直言って、世界を制覇するために頑張っているアーティストと、雲泥の差なのだ。
まったく、体が反応しないのだ。
いい音楽かどうかも分からない。
なぜ、自分はここにいるのだろうなんて感じてしまった。
申し訳ないが、そう思ったのだ。
期待していたが、非常に落胆。
すぐにとなりのステージに移動。
5th:Mustang @ Field Of Heaven (14:10〜)
前準備の段階で、あまり期待をしていなかったが、いい意味で裏切られた。
エルヴィス・プレスリーの時代を彷彿させる3ピースバンド。
ベタベタであるが、やはり盛り上がる。
やっと、水を得た体のように、自分の全身から喜びを…。
理屈ではない。
いい音楽かどうかということが大事なのだ。
スタイルではない。
いい音楽かどうかということが大事なのだ。
このステージの雰囲気も、よりいい音楽に仕立て上げる。
本当にほっとしたのだ。
しかし、年齢は何歳なのだ。
大満足でステージ終了。
トイレタイム。
今年は人が少ないかなと思っていたが、そうでもない。
特に、晴れているのにトイレに並んでいる人が多いと思ったのだ。
この時間はとても暑くて、野外フェスという雰囲気。
このステージでも、休む人が多数。
hasegawa_takeshi at 23:59|Permalink│Comments(12)│